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2012年5月19日(土) 20:25

3D拡張アダプターの調整

 現在うちのサイトで動画撮影に最も活躍しているのが、ビクターの3DカメラTD1である。
 カシオのEX−F1と同様の長寿機になりそうな予感がある。すなわち、単純にスペックアップされた後継機種を期待しつつ何年待っても弟機しか発売されないというパターン。そして、買い換える動機がないまま、ずっと愛用することになる・・・

 3Dはブレイクしないという定説になっているが、自分は重視している。
 ガチで撮影しようとすると、非常に厄介でやってられない。この手の3Dビデオは、そこそこの結果を簡単な操作で得られるのが魅力である。そんなオールインワンの代償として、うまく3D撮影できる条件が限定されている。マクロ撮影はできないし、遠距離撮影すると3D効果が小さくなる。
 この巨大なサードパーティーのアダプターは、視差を大きくして遠距離の立体感を確保するためのものである。

 問題は、調整が極端に難しいこと。初期状態では、左右の視線が無限遠で直交するようになっている。3Dでは、視線が直交する距離より近い物体は再生時にスクリーンから飛び出して見える。遠い物体は、引っ込んで見える。直交距離を適切に設定しないと、見づらい映像になる。
 調整は左右のミラーそれぞれ3箇所のネジで行なうが、片方のミラーが1箇所外れている。

 肉眼の標準的な両眼視差は65ミリと言われるが、TD1は35ミリしかない。このアダプターは、それを4倍の140ミリにしてくれる。つまり、3Dの有効射程がTD1の4倍、肉眼の約2倍になる。
 素のTD1は適正距離が1〜5メートルであり、経験上2メートル半ぐらいがいい感じである。数人の人物を撮影すると、いい感じの立体感で写せる。そんなデフォルトになっている。ということは、アダプター装着時は10メートル前後の距離から撮影するのが適するはず。

 そんな訳で、ミラーを調整して左右の視線が10メートル前方で直交するようにしたい。
 以前そのような調整を行い、かなり苦労したものの奇跡のようなドンピシャの調整に成功した。それによる望遠3D映像の仕上がりにも満足していたが、ある日突然映像が2重になっておかしくなった。
 運搬時の振動で、ミラーの角度が狂ったらしい。
 先の週末に再調整したのだが、いくら格闘しても奇跡は再臨せず調整不能。撮影と調整を繰り返す方法では、余りに非効率。しかも、調整ミラーは弾力のある接着剤で筐体に取り付けられているだけと判明してしまった。調整ネジを押し込み過ぎたことで、剥離してしまったらしい。

 振動耐性も考えると、ミラーを調整すると同時にエポキシで固定するべきだ。

 しかし、エポキシで固めれば再調整は不可となる。完全に正確な調整を決めねばならない。
 ここまで調整に苦しむとは思わなかった。普通の手法では無理だ。

 よし、レーザーポインターを使って調整だ。

 幸いにして、遊んでいるレーザーポインターが幾つもある。外部共振器を使ったレーザー発振器も時代遅れとなりもう作らないから、向きを簡単に調整可能なミラーマウントも余っている。
 これで、アダプター調整用のレーザー装置を作ってしまおう。

 アダプターのマウント用ネジに取り付けできるよう、これも余りモノのクイックシューを分解し加工。
 幅を狭くしないと固定できない。

written by higashino [カメラ] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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