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2006年10月21日(土) 17:47

作ってみよう

コイルユニット1個 パーツリスト

 あくまで暫定であり、試験を行って問題が生じれば変更される。だが、組み立てに必要な具体的なパーツが選定出来た。ほとんどは千石と鈴商で手に入る。エナメル線は手に入らないが苦労しないだろう。試作は中間的な太さの1ミリを使ってみる。細めの方が作業も楽だ。唯一IGBTだけは秋葉原では入手出来ない。
 キーパーツであるコンデンサーとスイッチング素子は、ともにストロボ用を使用する。パルス放電に特化しているため、コイルガンにも最適だ。

ストロボ用電解コンデンサー 330V 200uF 1
OSコンデンサー 10V 100uF 1
エナメル線 太さ 1.0mm 5m
ダイオード 31DF4 1A 品でも可 1
ダイオード F10P40F 400V 80A×2(10ms) 8
ストロボ用IGBT GT8G121 400V 150A(1ms) 4
フォトトランジスター TPS601A Peak 800nm 1
トランジスター 2SC2655 IGBT on boost 1
トランジスター 2SA1242 IGBT off boost 1
抵抗 1kΩ (GateDriver) 1/4W 5% 1
抵抗 51Ω (IGBT Gate) 1/6W 1% 4
抵抗 5Ω (for Break) 1/4W 1% 8

 光ゲートドライバー用のブースターは、千石で扱っているトランジスターのスペックを調べて適切と思われるものを選択し直した。
 ブレーキング抵抗はダイオード1つずつに分散装着させる前提で、5Ω8パラの合成0.625Ω。ダイオードの負荷を均等化したいので1%品を使いたい。同じく、IGBTのゲート抵抗も4パラ動作の条件を出来るだけ一致させるべく1%品を使う方が良いだろう。
 OSコンデンサーは単に在庫を持っているというだけで選定。用途は6V充電して光ゲートドライバーの電源である。同時にノイズ緩和の役にも立って貰う。
 単純極まりない回路もいざパーツを並べると結構な量になる。実際にはコイルユニットを多数並べることを考えると、回路は単純に越したことはないと分かる。

 パーツの中で加工が必要なのがエナメル線。コイルは手巻きせねばならない。当然、冶具が無いとやってられない。
 コイルガンはみんな手巻きしているが、自分のは極端にコイルが短い。作業がその分楽になる一方で、ちょっといい加減な巻き方をすると全く使い物にならなくなる。更に、高周波ワニスではなくエポキシで固めたい。

 他の用途に比べてコイルガンではコイルに非常に大きな力が加わる。そこで、強力に固定したいのだ。コイルすなわち銃身でもあり、銃身の剛性が怪しければ命中精度も恐らく怪しくなる。

 金具はお馴染みのものばかりでM10統一。基本的に無加工だがアングルの端の穴だけ直径10ミリに広げてある。

 透明なのは内径10ミリ外径13ミリのポリエチレンパイプ。長さ12.3〜12.5ミリに切り出した。白い円盤も厚さ1ミリのポリエチレン板。絶縁用に接着防止用に大活躍だ。

 今回はもちろん絶縁ではなく、エポキシがくっつくのを防ぐ用途で投入。

 たったこれだけでも、作業はかなり快適になる。

 これは写真撮影用に太さ1.2ミリを使用し、エポキシも塗っていない。
 実際に製作する場合は、まずエポキシを厚く塗っておきその後で巻き始める。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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