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2006年10月24日(火) 17:18

ダイオード

ブレーキングユニット

 ダイオード等をパラで使用して負荷がうまく分散されるかどうか不安ではある。しかしブレーキングユニットの場合は抵抗がそれぞれに付くので大丈夫な可能性が高い。コイル電流を浪費させるのが目的だが電流制限抵抗的にも働くため、電位差が同じであればダイオードに流れる電流も均一化される。

 更に電流を均一にするには、回路の形状を対称にしてインダクタンスが均一になるよう組み立てる必要がある。それぞれに5Ωもの抵抗が付いている以上神経質にならなくても大丈夫とは思うが、手抜きが重なって信頼性を侵食してしまうのも気持ち悪い。
 そもそも正常動作が確認されていない段階である。もしうまく動かなかった場合、手抜きが原因か本質的な問題かの区別が付かなくなる。ある程度完動実績を積んだ後でなければ冒険出来ない。

 1つのパッケージに2つずつダイオードが内蔵されている。刻印されている通りだ。カソード共有なので、2つのアノードに抵抗を対象形に取り付けて行く。

 4つのパッケージ合計8ダイオードを組み立てる。パルス耐電流は80A×8で640Aとなる。

 各セットが形状的に均一になるよう注意する。
 これは、カソード側の端子をまとめたところ。

 アノード側の端子をまとめたところ。

 抵抗は1/4ワット品なので、合計2ワット。仮に10ジュールが消費されれば射撃間隔は最低5秒空けないといけない。実際には10ジュールには達しないだろうからマージン考えても7〜8秒間隔なら大丈夫と思われる。

 

フライホイールダイオード

 抵抗を入れず単にダイオードをパラにするだけなので楽そうだが、抵抗を配線の一部として使えないため返って面倒だったりする。

 やはりすべてが対称形になるよう注意する。抵抗がない分バランスが崩れやすいので神経を使う。小さな抵抗値をかませれば電流バランスの点では安定するが、メインコンデンサーに逆電圧が加わってしまうので不可。

 2パッケージずつ組んだらラジコンコードで結合し、折り曲げて組み立てる。

 コイルのコネクターを雄雌間違えていたので付け直した。ショートの危険を減らすため、電源側が雌になるのだが、つい逆にしてしまう。

 手前のボールベアリングが直径11ミリのパチンコ玉。パーツはそれなりにでかく重くなってしまう。何しろ最終的にはこれが何十セットにもなるのだ。他にコンデンサーもあればIGBTと光ゲートドライバーもある。

 これ以上複雑な回路を採用するのは無理との念が更に強くなる。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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