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2006年10月26日(木) 21:36
本命のIGBTは届くまで数日掛かるようなので、サイリスターを使って単純な放電試験をすることにした。
ブレーキングユニットを使わず、フライホイールダイオードのみを付加した最も単純な回路である。千石で買える最大容量のサイリスターと、既に組み上げた本番用ダイオードを使う。
これにより、フライホイールの耐久性を確認出来る。パラ接続だが抵抗が付いていないので、うまく電流が分散されるか不安ありなのだ。
サイリスターは本番では使わないが、果たして壊れないかどうか興味がある。スペックシートだけでは断定出来ない。
保護ダイオードは1A品で充分だと思われるが、31DF4の下位品種(あるのか?)が分からなかったのでそのまま使ってみた。
コイルガンとしてはこれ以上ないシンプルな構成なのに、いざ実体化させるとなると煩雑。最初は配線を究極に短くして組んでみたかったので頑張ったが、ハンダ付け作業は厄介だし配線多いし。
上の回路図を見て欲しい。書かれていないメインコンデンサー充電端子まで含めると、−端子には5本もの配線をくっつけねばならないのだ。
本番までには、いかにエレガントな配線を行うか頭を捻らねばならない。
いつも通り見た目は良くないが、手っ取り早く組み立てて射撃準備。というほど大袈裟でもないが。
三号充電器でチャージし、サイリスターをONにする。たった11ジュールである。コイルガンの記事をあちこちで見ていれば、桁違いの非力さにささやかな感じを受けることだろう。
自分自身もそうだ。たった11ジュールでの射撃。
ところが、現物を目の前にすると全く違う。これがスリル満点なのだ。サイリスターのゲートに通電する瞬間は、かなりおっかない。爆竹にマッチの火を接近させるような・・・
パワー麻痺というか、11ジュールってエアガンなら逮捕もののエネルギーだぞ(汗)
わずか2.5%が運動エネルギーに変換されただけで0.275ジュール。重さ5グラム半のパチンコ玉をちょうど秒速10メートルまで加速出来る。それほど呑気なシロモノではない。
で、スイッチ入れたらどうなったか?それが・・・うんともすんとも言わない!
コンデンサーにはしっかり電荷が蓄積されているのに、サイリスタが通電しないのだ。
written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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