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2006年10月27日(金) 17:42

ゲートドライバー組み立て

 調べると、サイリスターのゲートとカソードが導通していた。カソードはGNDなので、ゲートが常時GNDになっていて絶対にONにならない。いつ壊れたんだ?
 いや、「壊れていた」のか「壊れた」のか「壊した」のかも分からない。
 このサイリスターは1個しか買っていないし、どうせIGBTがすぐ来るので修理は行わず、光ゲートドライバーを組むことにした。

 スイッチング信号を普通の銅線ではなく光ファイバーで送るのは、言うまでもなく誘導サージ対策だ。コイルにパルス電流を流せばほぼ必然である。
 となれば、配線を極限まで短くしなければ意味がない。

 ハイサイド、ローサイドの両トランジスターをピタリとくっつけて、足を最短接続。これに、フォトトランジスターと逆バイアス抵抗も物理的にギリギリの状態で取り付ける。
 写真下側でクロスしているエミッター足が、IGBTのゲートをドライブする。抵抗も接続している右側の端子がGNDに接続される。左側が6V電源側となる。

 OSコンデンサーを取り付ける。レーザー銃改め現・熱線銃の電源用に大量購入したものがピッタリなので使用。10V100μFである。実はこのコンデンサーに6Vを供給する方法が問題なのだ。銅線引き回して充電すれば、その銅線で誘導サージが発生してしまう。
 だが、これこそバリスターかツェナダイオードでOKかもしれない。

 ブレーキングユニットにバリスターが使えないのは、コイル由来のサージのため大電流必至だからである。
 バリスターの寿命はサージ電圧ではなく、バリスターを流れる電流の大きさで決まる。誘導サージでは電流が小さいため、バリスターが消耗しない。
 使い捨てなバリスターだが、1000A単位に数回耐えられるものを1A2A以下で使えば、半永久的な寿命がある。6V充電用配線を伝うサージをバリスターやツェナでカットした上で、コンデンサーの平滑効果に期待したい。IGBTのゲート電圧オーバー予防も考えると、ツェナの方が適しているように思える。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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