Darkside(https対応しました) |
2006年10月30日(月) 17:39
エアガンを楽しんでいた頃、やはり魅力は遠距離射撃。20メートル30メートル先にヒットさせるのが醍醐味だったのである。どんなにパワーがあってもちょっと離れると当たらないエアガンは全く楽しめない。至近距離でスチール缶を撃ち抜けたとしても、だから何?である。
これが研究となればもちろん別で、どれだけパワーが出せるか効率は何%か・・・は重要な問題ではある。
遠射は最低でも20メートル。出来れば30メートル以上が楽しい。しかし30メートル先を狙うには山なり弾道であったとしても、それなりの初速が必要となる。極端な話、30メートル先に届かない初速では話にならない。パワー第一でなくても、楽しむためには最低限必要な初速ってものがある。
それがパチンコ玉で実現可能なのか?実はその点が最も不安である。開発中にドジ踏んでトランジスターが焼けたとしても、コイルガンは完成に持ち込めるだろう。だけど、性能が出せるかどうかは分からない。
2つのトランジスターを密着させず足結合。
このシンプルな状態で6V電源を接続する。右側の足に6Vを、左側の足にGNDだ。これだけでトランジスターが異常発熱した。やはりおかしい。
ベースが宙に浮いていて全く電流が流れないのに、どうしてコレクターとエミッターの間に電流が流れるんだ?
はい、その通りです。+と−が逆でした(大汗)
左側はNPNトランジスター。右側はPNPトランジスターである。Hブリッジのイメージからついうっかり、NPNをローサイドにPNPをハイサイドに接続してしまう。
机上でチェックしても、無意識の思い込みがあると当人には気付けない。ヒューマンエラー発生の典型的パターンだな。ブースターの場合は、NPNを+側に接続。PNPをGND側に接続するのが正しい。写真では左側に6Vだ。これで、秋月インバーターを接続しただけでは電流が流れないことを確認。幸いトランジスターは壊れていないようだ。
コイルユニットが1つだけの場合は、誘導サージがそれほど深刻ではない。ギチギチに実装するのではなく少し配線に余裕を持たせて組み直す。
ゲートドライブとなるエミッターに電圧計を接続し、OSコンデンサーには秋月6V出力を接続。
フォトトランジスターに赤レーザーポインターを照射すると、電圧計の針が振れた。5ボルト半まで出ている。秋月インバーターは正確には6.25Vになっている。電圧降下は想定の範囲内。
IGBTゲートは4〜6Vでドライブせねばならない。バッチリだ★ちゃんと動いてるじゃないの。
ただ、考えてみるとOSコンではなくフィルムやセラミックなどの高周波特性に優れたコンデンサーを使うべきだ。マイクロ秒オーダーで一気に電流を供給したいのだから、OSコンでは苦しいだろう。電圧10V以下ならば10μF以上の容量でもそう大きくならないはず。
続く問題は、レーザーポインターではなく赤外線LEDをそれも光ファイバー経由で照射した場合に、電圧が上がってくれるかどうかだ。
上がるとして、どの程度なら光軸ズレ等があっても大丈夫か。組み立て上のマージンを確認せねばならない。
written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
Generated by MySketch GE 1.4.1
Remodelling origin is MySketch 2.7.4