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2006年11月8日(水) 17:17

と思ったら・・・

 以前4パラ組み立て済みのIGBTユニットを接続。
 しかし、スイッチング素子はテスターで抵抗値を測定してチェックすることは出来ないので、わざわざ電池ボックスと抵抗と赤色LEDを接続して試験環境を整える。
 電源を入れ、光トランジスターにレーザーポインターを照射。その瞬間、LEDが赤く輝く。成功だ!ん?

 照射を止めても、LEDが赤く光り続けてるんですけど?

 そのまま延々と光り続け、7〜8秒経過するとふうっと消えた。突然ではなくふうっと、である。何度繰り返しても同じ。7〜8秒経過してから消える。
 点灯の方は一瞬である。レーザーポインターを高速で振り回し、その軌跡が受光部を横切っただけで確実に点灯する。照射時間は1ミリ秒を遙かに下回っているはずだが、それでもしっかり点灯する。この点は設計通りだ。ところが、やはり変わらず消灯までは7〜8秒遅れる。

 IGBTではなく電圧計を接続していた時は、受光部に光を当てて5Vまで振れても、照射を止めれば即座に0Vに戻っていた。ところが、今は何故か戻らない。こんな訳分からないことも起きるから、細切れに1段階ずつ匍匐前進しないといけないんだよな。
 となると気になるのはIGBTゲートに接続している部分の電位である。照射を止めてからLEDが消えるまで7秒もある。その期間の電位はどうなっているのだろう?

 何しろ7秒もあるから悠々とテスターを当てられる。
 テスターを当てると、赤色LEDは消えた。一瞬ではないが僅かに遅れて消えた。テスター内部にはメガオーム級の抵抗が入ってるはずで、それを通してゲート電荷が抜けたのだろう。つまり、今回の異様な現象はIGBTゲート電荷の引き抜きに失敗している可能性が高い。IGBTの使い方が間違っているのではない。ゲート電荷が抜けさえすればIGBTはちゃんとOFFになる。

 一体何を間違えたのだ?
 A1242の足を勘違いしたか?幾ら確認してもデータシート通りなのだが・・・

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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