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2006年11月14日(火) 23:04

売っていそうで売ってない


 直径5ミリのリベットはでかい分まだ作業が何かと楽なので、3ミリリベットの冶具に絞って製作する。剛性を確保するためアルミではなく全真鍮製とする。
 しかし真鍮材は高価なので、失敗作の流用。写真では真ん中に5ミリと3.2ミリの穴がある。5ミリの方は穴開けが辛くて途中から逆方向から掘削したら微妙に曲がって貫通してしまい、使い物にならなかった。3.2ミリの方は3ミリのビット使ってると勘違いしてしまい、ユルユル。

 それぞれの端寄りに、新しい穴を掘削した。
 ビットガイドとなる1ミリ穴と、リベットがハマる3ミリ穴。
 1ミリ穴にはビットを導入し易いよう5ミリドリルを軽く当てて漏斗状に加工。3ミリの方はリベットの頭がハマるように少し掘り下げる。真鍮材の厚さは10ミリだが3ミリリベットの長さは6ミリ。頭を埋めても3ミリほど余る。
 しかしこの空間はむしろ重要。ビッタリ密閉されると削り屑の逃げ場が無くなり、ビット折れの原因になりそうである。

 リベット本体が固定されないため回ってしまいそうだが、何度も調整しながらかなりキツく挿入されるようにしてある。この冶具との摩擦だけで容易に回転しないはず。
 そしてこの2つの真鍮材を接着すれば完成だ。だが、さっそく試したところ、これまたあっさりビットが折れてしまった。リベットに食い込んで固着してしまい、次の瞬間バキっと(泣)

 先日1.0ミリが折れたのとほぼ同じである。リベット本体がアソビ無く固定されているだけではビット折れを防げないのか!

 直径3ミリの丸棒に1.1ミリの縦穴を貫通させるのは、容易ならざる作業だ。
 はっきり言って外径3ミリ内径1ミリの金属パイプを切って使えば非常に簡単である。そんなことは分かり切っている。問題は、そんな金属パイプは売っていないのだ。外径3ミリ内径2ミリなら簡単に手に入るのだが、1ミリ穴のが無い。光ゲートドライバーの実験では光ファイバーにガムテープを巻いて太くして2ミリ穴に通した。
 もちろんネット検索して金属パイプ売ってるショップを探せばさすがに3ミリ1ミリのパイプがこの世に存在しない訳はないだろう。だが、ネット駆使して入手するほど大袈裟なシロモノなのか?って気分的にどうしても引っ掛かる。どうしても自作がうまく行かないなら、仕方なくネットショップを漁るけど。

 簡単に入手出来そうで、東急ハンズにさえ置いてない。

 ところで、こんなに簡単にビットが折れるならどうやって厚さ10ミリの真鍮に1.1ミリのガイド穴を貫通させられたのか?
 実際は2〜3ミリはアッという間に掘削可能だが、そこから全く掘れなくなる。真鍮を洗ってビットも清掃して、ようやく次の2ミリが掘れるのである。そこでまた手応えが失せるので・・・の繰り返し。
 となると、冶具は3ミリリベットの最初の2ミリほど掘るのに使うだけが良いだろう。最も大変なのは最初の穴をズレずに開ける瞬間。そこだけ冶具任せで、後はオープン状態で2ミリずつ掘削を進めて貫通させる。とんでもない手間だ。やっぱり内径1ミリの金属パイプが欲しい。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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