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2006年11月22日(水) 17:05
続いての確認は言うまでもない。 TPS601Aにトランジスター増幅を入れての測定だ。
ビンゴ! 出力波形は見事にナマっていた。真犯人はC2655だったのだ。フォトトランジスターを1KΩに直結した場合は矩形パターンだったものが、C2655で増幅してから1KΩに接続したら、ナマりまくり。
こうして山狩りは成功し、犯人を逮捕した。だが事件は解決していない。犯行の動機がまだ不明なのだ。なぜC2655を入れると波形がナマるのか? それが分からない。
これは、ブレッドボード上に組み立てた試験回路である。
ニッケル水素電池4本で作り出された約5.5VでPICを動作させる。 三端子で3Vに安定化したものは秋月レーザーを発光させる。これはQ1を通してPICで250Hzに変調されている。
受光側も電源は同じである。 問題は、Q2を使わなかった昨日の試験では、R1の+側電位をオシロで測定してもちゃんとした矩形パターンが現れていた点である。そもそも発振側でQ1にC2655が使用されているのである。もしC2655が根っからの悪人(異様に反応速度が遅い)だとすれば、Q2の有無に関わらず矩形パターンがナマっているはずだ。 だが、現実にはQ1は善人でQ2は悪人。これがパーツの個体不良ではないことは当然容易に確認出来る。
Q1とQ2の違いは、エミッターがGNDに直結されているか抵抗を挟んでいるか・・・である。 エミッターをGNDに直結しないとOFFスイッチングが遅くなるのは、果たしてNPNトランジスター一般の性質なのか?それともC2655だけの問題なのか? 残念ながら基本的な教科書にはそんなこと書かれていないし、シロウトである自分にはそんな知識もない。もしかするとプロには常識な罠なのかもしれないが・・・
written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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