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2006年12月10日(日) 18:47

捜査本部設置

 IGBTを4パラにしたスイチングユニットを新しく組み立てる。
 5.5Vのツェナダイオードの片側端子を3つ折りにして配線に流用。これを、GT8G121のソースとゲートにハンダ付けする。ゲート電位が上昇し過ぎないよう保護すると同時に、ソース(GND)接続配線を確保。

 同じものを4つ作る。
 パルス電流なので、アンペア数に比べて細い配線で済む。太い配線を用意したところで、メインコイルが0.8ミリのエナメル線なのだから意味が無い。それよりも、配線を短くすることが重要だ。
 ゲート保護ツェナはまさに究極の短配線。

 GND配線とゲート配線をそれぞれまとめる。

 ドレイン側は別途銅線を取り付ける。エナメル被服の無い単なる銅線である。配線が短いため絶縁被覆は作業の邪魔なだけ。

 ソース・ドレイン間逆電圧保護のダイオードは、若松通商で見つけたコンパクトなERA38−05にした。
 耐圧500V、耐電流0.5A、逆回復時間は50ナノ秒。まずまずだ。

 中央のドレイン端子はラジオペンチで刈り取るのがベターだったかも。

 記念すべき初射撃を生き延びた光ゲートドライバーと並べてみる。

 受光素子の直径が5ミリなので、それぞれのサイズが分かるだろう。
 このコンビで、パルス600アンペアを光スイッチング可能だ。実際は500アンペア以下で使用する。

 特製の試験用配線。
 コイルの代わりにLEDが取り付けてある。メインコンデンサーと光ゲートドライバーの配線が合体し、根本には電流制限用の1.2Ωが入っている。

 これは、全体を5V単一電源で動作させる仕組みである。
 安定化5Vに接続して光を当てると、LEDが光る。光を遮るとLEDが消える。まずこれにより、光ゲートドライバーと新4パラIGBTが動作することを確認した。

 続いて、LEDを外してコイルに戻す。光はPIC制御で当てる。
 コンデンサーに5Vという低い電圧を蓄積する穏当な試験で、IGBTがONになった後のサージ発生をオシロで捉えられるか試してみたい。
 サージがどのタイミングで発生しているのか?原因を調べるにはまずそれを知る必要がある。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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