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2006年12月24日(日) 17:29
以前はクリップ方式の小型電灯を使っていたが、クリップで適切な位置に固定するのが困難で不用意に熱を与えたり転倒したりと苦労した。
そこで今回は、電球ソケットだけ買ってきて最適配置を狙って組み立てることにした。
弾速測定にはセンサーが2カ所必要だが、それぞれに電球を2つ並べて直射することに。
うまく行けば拡散板無しでも検出してくれるだろう。そうなると熱の問題はグッと楽になる。
使用電球は30ワット品×2とする。以前は40ワットの1灯で光量は足りていた。
メッシュなアルミ板は少々高価だが、フリーハンドによる加工が容易でパーツの固定もやり易い。短時間でブツをでっち上げ可能だ。
コイルを作った余りのエナメル線で結んでハンダ付けすればたちまち結合出来る。電球ソケットは結束バンドで一発。
アルミなら電球の熱で溶けることもない。
各センサーに必要なので、2セット製作する。
念のため尻はホットボンドを埋めて絶縁してある。
予想外のトラブルが発生。
弾速測定器は動作したが、コイルガンが誤動作する。どうやら、光ゲートドライバーが白熱電球の赤外線を拾っているようだ。モロにTPS601Aの感度に合っているはず。しかも至近距離で強烈。防弾ではなく赤外線防止に板を張らねば・・・
今度はエラー多発。センサー間が1フィートあるので、照準の安定しない現在の実験コイルでは検出がうまく出来ない。自作測定器のようにガイド用の紙筒を取り付ける。太さ5センチほどだから扱いは容易。こうして遂にコイルガンの弾速が測定可能となった。秒速7.31メートルとしか表示されない。
このコイルと現状の通電時間はバランスが悪いのが分かっているので、これから通電時間を可変化してシステマティックに最適条件を調べることになる。だが、もっと速い数値も拝みたくなったので、以前の短いコイルに換装。ボタンを押すが発射されない。いつの間に光ゲートドライバーの電源外れてたんだ?
バッテリーを接続し、コイルを弾速測定器に向ける。発射ボタンを押す前にいきなり暴発。一瞬置いてコンデンサー充電器が炎上した!(焦)
2カ所のIGBTが2カ所とも破壊されていた。ショート状態となり配線が焼けた。
原因はやはり弾速測定器の赤外線だと思われる。コイルを動かした拍子に光ファイバーも動き、運悪く赤外線の影響を受ける位置に来たのだろう。そしてIGBTが常時ONに・・・
自作の昇圧チョッパー型充電器の重大な問題点は、コンデンサーの電圧が一次バッテリー電圧より低い場合に素通しで電流が供給される点にある。
大電流の供給が可能なラジコンバッテリー等を使用した場合、初期充電が非常に高速となるので性能的にはメリットである。しかし安全面からは相当にヤバい。正常ケースであればコンデンサー充電器をメインバッテリーに直結&常時充電で全く問題は無いのだが、光ゲートドライバーがON固定になっていると最悪である。コンデンサーが放電した後はラジコンバッテリーを直結し続けたのと同じ状態となり、IGBTが破壊されショート、続いて配線が燃える。
ヒューズ入れとけよ(汗)
何てこった。コイルガンの影響で弾速測定器が壊れるのを恐れ、ガチガチに対策した自作測定器を作ったら使い物にならず。
そして逆に、弾速測定器の影響でコイルガンが壊れるとは!
written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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