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2007年1月1日(月) 00:30

今年の計画

 レーザーを忘れた訳ではないのだが、現在コイルガンがホットなネタとなっているので後回しである。
 レーザー砲について作業を進めるためには、まず電源を開発せねばならない。延々と電源開発の日々が続くことになる。製作した電源を試験するために、今度はダミーレーザーヘッドを製作せねばならない。つまり、レーザーを再開しても、いざ共振に再挑戦!となるまでにはそこから何ヶ月も掛かる訳だ。

 更に、コイルガンの方でもそうだが発射に成功というのはほんの第一歩である。発射出来たらそこからは条件を変えて延々と実験と改良が続く。実用を考えた場合は周辺装置の開発がまた続く。
 共振に成功したとしてもそれはスタートに過ぎない。実際にレーザー砲を手にすることが出来るとしても、それは三ヶ月や半年先ではあり得ない。間違い無く、年単位の未来である。

 では、当面の焦点であるコイルガンはどうか?
 これはもう、35分の1ストームタイガー搭載目指してまっしぐらである。2月末か3月初めまでにはストロボ用ダイオードが納入されるはずなので、その時までにラジコン部分をかなり完成させておきたい。繰り返しサージを想定していないはずの一般用ダイオードが数百発の射撃に耐えて今も元気なのは良い知らせである。

ラジコン戦車にコイルガンを積め!

 とにかくこれが年初の目的なのは間違い無い。更に目先の話をすれば、4.8Vから330Vを作り出す小型電源の開発が課題。
 紐付き(家庭用電源)メインで実験していると実感が湧かないだろうが、レーザーにしろコイルガンにしろ携帯機器として開発する場合、やるべきことの大半は電源製作である。電源製作が3分の2で、その他のすべてを合わせても3分の1という程度の実感だ。
 つまり、必然的にここは電源製作ブログとなるのである。それが、ハンドヘルドというものだ。レーザー砲再開を期待している読者も居るだろうが、再開すなわち何ヶ月も電源製作の話題が続くという事実を認識されたし。

 だとすればまだ、ラジコン戦車製作記の方が面白いかも。ラジコン戦車を改造してコイルガンを搭載するのではない。ディスプレイ用のプラモデル(動かない)をラジコン化改造し、更にコイルガンを搭載するのである。

 コイルガンを積む前に、動かないものを動くようにする改造。そしてそれをラジコン化する改造を行わねばならないのだ。

 35分の1スケールのラジコン戦車でストームタイガーは市販されていない。あるのはプラモデルだけ。写真はその戦闘室パーツだ。表サイトにも載せた。
 差し込まれている白い物体は、現在市販されているエアガンの中で最小と思われる東京マルイ製の機関部パーツである。24分の1スケールのバトルタンクに搭載されている。これでも搭載は物理的に無理。

 既存のエアガンを積めないほど小さな模型にコイルガンを積むからこそ利点が引き立つ。パワーもバトルタンク用は0.1ジュールを少し超える程度だが、パチンコ玉を発射するコイルガンは秒速8.8メートルでも既に0.22ジュールに達する。運動量は1ジュールのエアガンよりも大きい。
 これからパワーアップすなわち効率改善の試行錯誤を行うが、室内で遊ぶのであれば現時点でも性能は十分に実用レベルである。唯一実用化されていないのがメインコンデンサーの330V充電器という次第。

 明日以降チョッパー型を試すが、一方では「コイルガン戦車1/35」と称してストームタイガー製作を適当な時期にスタートさせるつもりである。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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