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2007年1月7日(日) 14:18
電源製作も疲れるのでインバーター改良を後回しにし、K3132を暖めつつだましだまし動作させて実験を続行することにした。だが、無理になった。
バッテリー電圧が4.9Vを切る頃になると、K3132の暖気運転を行っても発振しなくなったのである。もちろんバッテリーを充電してやれば発振可能だが、無負荷4.9Vでストライキではこのインバーター実戦投入不可だ。もともと、バッテリーがある程度消耗してもちゃんと動作するかどうかもテストしていたのだ。
この半端に消耗したバッテリーでも確実に動作させたい。発振しないとK3132が無駄に過熱するばかりであり、一利無し。ローバッテリーチェックが不用だ!とうかれていられる状況ではない。暖気運転はもっと高い電圧から必要となっていた。
6Vを作れば悠々とハイサイドにJ186が使える。これはJ244より遙かにゲート容量が小さいので、R2は1KΩより大きくしてロスを減らしたい。どの程度が適切かは試してみないと分からない。重要なのは6V系を20ミリアンペアで賄えるかどうか?である。足りれば例の超小型DC−DCが使えるのでインバーターのサイズは殆ど大きくならずに済む。
当面は11ジュール電解1個で開発を続行するが、2個並列も視野に入れている。空間的にはキツいが、2倍近いパワーアップは確実に見込めるだろう。全長18センチのラジコン戦車で実現出来ればかなり衝撃的な主砲となるはずだ。頑張ってみたい。それには、コンデンサー充電器が不良品では話にならない。
ゲートドライバー電源に流用した白色LED点灯定電流インバーター。3種類売っている中で最小のものを用意。保護回路皆無として7ミリ角に収めたと称する。基板のパーツを見ると基本は同じようだ。
そこで、510と書かれた51Ωのチップ抵抗を除去し、代わりに半固定を取り付けて定電圧化してみる。
分圧抵抗で電圧を調整するタイプの場合、多回転タイプの半固定抵抗でないと調整がシビア過ぎて実用し難い。しかし、多回転半固定はでかい。
そんな中でもかなり小型なのを探した。右にある100KΩのものがそれ。
配線方法は写真の通り。オリジナルの基板とパーツ配置の相性ピタリで、綺麗に全長1センチの電源が出来上がった。
回路が簡略化されているせいか、実際にバッテリー電圧より高い電圧しか出力出来ない。6V出力に設定すると、充電直後のバッテリーでは電圧が接近し過ぎて、バッテリー電圧がそのまま出力されてしまう。
そこで、6.6V出力に設定した。
基本は昇圧チョッパーだと思われ、出力も入力も電流制限が無いとすると過負荷になれば出力電圧が下がる。コンデンサーが入っているのでリップルが増大する。もし出力が短絡すれば電圧が下がっても電流は流れ続けるので危険である。
しかし、本体のインバーターがちゃんと動作していれば、出力電圧が下がることで消費される電流が減少し、恐らく燃えたりはしないと思われる。今回はむしろ、瞬間的な過負荷で出力電圧を下げつつも動いてくれる方が有り難い。サイズが小さいことと合わせて、目的に良く適合する改造電源。
written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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