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2007年5月25日(金) 17:21

銃口コイル

 硬化した銃口コイルは危惧した通り非常に引き抜き難くなった。だが、しょせん長さ4センチだしガムテープ芯の継ぎ目も無い。力ずくで押し出すと動いた。
 1センチ半ほど押し出した状態でガムテープ芯を見ると、コイルに引きずられて剥離している。これでは引き抜き抵抗が大きいはずだ。それにしてもガムテープとエポキシはもっと素直に分離するはずだが?

 2センチほど引き抜くと一気に分離し、スムーズに芯からコイルが外れた。
 残ったガムテープ芯を見ると、長ネジの山とピッチが違うパターンが認められる。コイルのエナメル線のピッチだ。コイルを巻く際の締め付けによってガムテープ芯が変形し食い込み、コイル間とスライドし難くなったのだろう。

 M10ネジにガムテープを巻いて直径11.4ミリ前後まで太らせているが、コイル締めで変形するほど層が薄いようだ。かと言ってM8などもっと細い長ネジを使ってガムテープ層を厚くしても、しょせんガムテープ。ガムテープ層自体が柔らか目であり結果は好転しない可能性が高い。4センチ程度のコイルなら力ずくでも引き抜けるのだから、新方針通り5分割製作で進めるとしよう。

 引き抜いた銃口コイルにはコネクターを着ける。
 最初に巻き始めた側の端子をコネクターの縦端子に取り付けると決める。以降製作するコイルもすべてそれに合わせて、電流の向きが揃うようにする。しかしコイルの向きが逆だと意味無いので、銃口側がどちらであるか?も印を付けておかねば最後に合体出来ない。

 銃口コイルは6層目の巻きが完了していないため、印が無くても向きは間違えない。

 ここでインダクタンスを実測。174μHだった。1ミリエナメル線の標準的な抵抗値を想定すると、22ジュール時のピーク電流は380A程度になる。これはストームタイガー主砲の2倍。
 やはりコイツだけはパーツの並列数を2倍にせねばならないようだ。

 ピーク耐電流385Aのコイルピストルではやや不安だが330V通電試験。打ち上げ花火のごとく勢い良くパチンコ玉が天井にぶつかり、絶縁も大丈夫。

 そんな訳で、IGBTは合計28個用意。

 ツェナを取り付けたら、ソース端子とゲート端子の余分な長さをカット。ここでハンダ付けに不安が生じた部分はハンダ付けし直す。最後にフラックス洗浄液で綺麗にする。
 単純作業でも28個ともなればかなり時間が掛かる。しっかりとハンダを乗せること自体が少々難しいのだ。

 ダイオードユニットも2セット追加だが、まだ作っていない。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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