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2007年7月22日(日) 18:31

予想は当たったものの

 メインコイルに電流が残存しているうちにJ607がOFFになってしまった場合にサーキットが開いてしまうのを防ぐため、ショットキーバリアダイオードを追加した。順回復時間がほぼゼロなので有効に働いてくれるはずだ。
 また、主電源がOFFになる際にオペアンプを保護するためのダイオード3つも復活させた。

 これが実際の配線。
 壊れたと思われるMC34063は鈴商のNJM2360に換装した。タイミングコンデンサーも差し替え可能にしてあるが、取りあえず4700pFのままである。後から幾らでも調整出来る。

 予想通り、回路は正常動作した。充電が完了しても異常は無い。
 ただし、主電源をOFFにしても充電完了LEDは相変わらず数秒輝き続ける。これはむしろ当たり前。オペアンプに追加した3つのダイオードはあくまで保護用であり、Vccを瞬時に停止するためのものではない。
 メインコンデンサーから2MΩ+αを通して僅かな電流がオペアンプに供給され続ける。
 見た目の動作は何も変わらないし、2MΩも挟まっていればオペアンプが壊れることは恐らく無いので、アマチュアの工作ではわざわざダイオードを付けなくても良さそうだ。

 安直に20Wセメント抵抗でメインコンデンサーの電荷を抜く仕掛け。
 以前は高級に定電流放電回路を製作していたが、別途で電源を必要とする使い勝手が悪いので止めた。

 さて、回路は正常動作するものの、問題が幾つか発生している。
 まず、平均電流が約2Aしかない。同一のタイミングコンデンサーでもNJM2360はインバーター周波数が高くなるため、メインコイルの電流が大きくならないうちにスイッチングが発生しているためである。これは想定通りであって、そのうちコンデンサーを差し替える。

 問題なのは、充電完了後だ。
 332Vで停止するように調整したはずなのに、320Vに達する前に停止してしまうようになった。しかも、停止電圧が安定せず315〜319Vを行ったり来たりする。一瞬1.5A程度流れて充電器が作動し、すぐ停止。それを1〜2秒ののんびりした周期で繰り返し、電圧が数V変動する。
 以前は0.2A程度流れて充電器が作動し、すぐ停止。周期も毎秒数回であり電圧は1V未満の安定性を誇っていた。

 停止電圧の安定性もオペアンプ仕様の魅力だったのに、オペアンプを使わない時なみに変動してしまう。
 ただ、当面の実験は可能なので問題解決は後回しにしよう。ただでさえコンデンサー充電器の製作に予想外の時間を食ってしまったのだから。

written by higashino [コイルガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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