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　去年の課題だったレーザーは失敗に終わった。まだ完全な絶望ではなく最後のネタを試しているが、期待しちゃいない。 　そこで、今年はコイルガン戦車に戻る。これも過去に失敗したが、レーザーとは全く状況が異なる。レーザーはお手上げだが、コイルガンは単なる事故だ。精神的に参ったから中断させたが、事故原因も対策もほぼ確定している。 　つまり、今度は成功できるという見通しがある。レーザーは続行したとしても、全く見通しがない。 　コイルガン戦車に関しては実装に無理がある３５分の１ではなく、初成功を目指す上で少し楽になる２４分の１スケールにする。ストームタイガーの２４分の１模型は市販されていないため、車体上部をスクラッチせねばならない。しかし、足回りを作らずに済む楽さが上回ると思われる。 　２４分の１だと砲身の太さにコイルを収められるため、４段式も可能だ。壊れたものを単に作り直すのでは面白くない。２段式でもかなり興味深い結果が出たが、４段ならずっと楽しめるだろう。 　コンデンサー充電器はエネループ６本仕様で作り直す。４本仕様と６本仕様では安定電圧を作るシーケンスが異なり、一部を改造して流用するのは難しい。 　そして隠れた課題が、戦車用ＤＭＤ自作だ。ほぼ成功していたがＰＡＳキャパシタで電源強化しないと左右キャタピラの動きが揃わない問題が発生した。原因は半分想像付いているが実証されていないし、どうせ原因が判明したら対策を施して設計し直しになる。 　また、この問題に目をつぶってもバッテリー電圧が変わるのだから流用は出来ない。 　こうして考えると、コイルガン戦車だけでも２００９年を楽しみ尽くすことが出来そうだ。