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2009年5月13日(水) 21:02
試験装置の電圧が270Vまでしか上がらなかったので、半固定の調整ネジを回す。自分が好んで製作するチョッパー型のコンデンサー充電器は、約450Vまで発生させられる。この値は、試験用新幹線車両が時速500キロ出しました、みたいな話である。営業運転は330Vで、マージンはかなり大きい。
試験装置にはストロボ用ではない耐圧400Vの電解コンデンサーがくっついている。そこで、充電電圧を348Vまでアップ。セットされている安物の電圧計はかなり電圧が高めに出るので、実際は345V前後と思われる。 これで空撃ちとパチンコ玉入れての放電を行う。
いずれのコイルも特に問題はない。 ただし、パチンコ玉は殆ど飛ばないし飛んでも逆向きに飛んだりする。これは、明らかにコンデンサー容量が大き過ぎる。
コイルガン・ストームタイガーのコンデンサーは、330V220μFが2個組で単位となっている。それに対し、試験装置のコンデンサーは400V400μFが2個組である。 放電に時間が掛かり過ぎて、パチンコ玉が引き戻されている。
パチンコ玉が飛ぶかどうかは別にどうでもいいが、問題は3段目コイルの直径。かなり大きく、配線引き出しも考えると非常にキツい。 強引に押し込めば何とかなるが、保持リングは導体である。そこにキツく押し込むのは絶縁面で余りにもハイリスクである。電位差の大きな部分が保持リングに隣接することになるため、甘く考えてはならない。
試験は合格だったが、物理的実装が不合格。 3段目だけは横着せず作り直すべきだ。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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