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2009年5月28日(木) 22:43
コイル間絶縁試験のため、試験装置を組み替える。
コイル単独通電は大電流をある程度の時間流さねばならず、大型のコンデンサーを使用した。しかし、絶縁試験は電位差が問題であって不必要にでかいコンデンサーは短絡が検出された時にかなり怖いことになる。 そこで、0.15μFのフィルムコンデンサーを2並列したユニットに交換。これも多分昔使った奴で、耐圧は600Vだが220Vのツェナを2直列にした安全素子が入っている。
コンデンサー充電器を405〜410Vにアップさせる。容量が小さいため、殆ど一瞬で充電完了し以降は400V以上がキープされる。 チョークコイルの出力ダイオードが耐圧400Vなのでもう限界だ。
1番ヤバいのが3段目と4段目の間の絶縁だ。製作時にエナメル線が最も近接しているし、絶縁板を挿入する前にアラルダイトを完全硬化させてしまうミスで追加対策が取れない。
だが、両コイルの間に400Vオーバーを与えてもしっかり絶縁されている。家電製品では1000Vで試験するようだが、そこまで重装備な絶縁やると小型コイルガンでは性能に影響が大きい。400V耐圧保証はギリギリの妥協点である。 ここでアウトになる確率が最も高かっただけに、ホッとした。
砲身保持リングの内側にも 0.21mm プラスチックを接着し、絶縁対策。
砲架の支柱も端にアラルダイトを塗り、万一に備える。
アラルダイトは硬化に時間が掛かるため、次の作業は遅れるし硬化前には垂れるわで扱いが厄介。しかし硬化後を考えると使いたくなる。 製作で苦労するのは一時の話。製作後に実現した大きな強度を享受出来るのは長い話。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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