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2009年6月3日(水) 21:07

得失は分からない

 しかしもう少し冷静に考えてみると、砲尾ハイサイドを廃止した場合の問題点というのは汎用性があると分かる。ハイサイドを設けている現在の放電回路でも、ハイサイドが無い中間段では同様のことが言えるのだ。
 コイルL2の電流をコンデンサーC2に回収するとき、コンデンサーC1に残存した電荷はもう活用されず死蔵される。もちろん2発目を撃つべく再チャージする時には、少ない充電でフルになるから完全な無駄ではない。だけどそれを言うなら昨日検討したハイサイド抜きの新回路も同じだ。

 コイルL3の電流を回収する時も、C2の残存電荷はL4に寄与しない。
 残存電荷があると次の充電が早く終わるが、実質的な投入ジュール数は減る。どうせなら回生電流も余さずコイルに投入し、少しでもコイルガンの威力を上げたい。そう考えると、コイルは1つにまとめて全段にハイサイドを設けるのがベストということになる。
(以下の文章が理解出来ない場合はここを参照)

●ハイサイドを設けると、放電するコンデンサーと回生先コンデンサーを同一に出来る。回収した電荷は自由にどのコイルにも投入出来るため、通電シーケンスに関わらず最高のパワーが狙える。
●放電するコンデンサーと回生先コンデンサーを別にすれば、ハイサイドのスイッチング素子を省略出来る。しかし、残存電荷を別のコイルに投入出来ずパワーがその分落ちる。また、コンデンサー間の電圧上下関係に制約があるため通電シーケンスでは留意せねばならない。

 ハイサイドのスイッチング回路を製作するのが恐ろしく大変であり、たった1カ所でもハイサイドを省略出来ると大幅に製作が楽になる。また、コンデンサーを1カ所にまとめても、コイルガン放電は1万分の1秒単位なので超多段になると回路のインダクタンスも無視出来ない。理屈では最強の全段ハイサイド付き回路も、実用上は製作の苦労ほどのメリットにならないのではないか。。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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