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2009年6月12日(金) 20:53

誤算の起こり方

 ひとまず装填機構を作ってみる。
 厚さ2ミリのポリカーボネイト板が主要材料。幅2センチ、長さは22ミリ程度に2枚切り出し、ベアリング用の6ミリ穴を開ける。位置は、駆動用サーボの高さに合わせる。

 ギア覆いは内壁の端を削り、実装スペースを節約。いつもながら、極限の空間利用勝負。

 更に問題が発覚。砲身を上に向けると、弾倉と砲尾が干渉する。
 砲身を水平状態にして装填アクション出来るならいいが、それだと弾倉が高くなり過ぎて戦闘室に入らない。弾倉を低くすると装填機構も低くなり、砲尾を下げねばならない。すなわち、砲を上に向けねばならない。こうなると、砲尾上部に装填確認用のマイクロスイッチを取り付け出来ない。

 弾倉の位置を後方にズラすと、パチンコ玉を十分に押し込めなくなる。
 どうやら砲尾は既に削ってある下部だけでなく、上部も削らねばならないようだ。

 装填機構側のパーツも削っておく。
 とにかく、空間の余裕はない。しかしそれが製作の面白さでもあるのだ。
 そもそも現実の兵器からして、そういうものだ。同じ機能性能ならば小さい方が有利であるため、限られた空間に極限までギリギリに詰め込もうとする。制約された条件の下で、いかに高性能高機能を発揮させるか。その挑戦が面白い。

 収まらなかったら、もっと余計に空間使えばいい。
 そんな緊張感のない製作は、やはりつまらない。兵器を開発しているという気分に浸れない (^_^;)

 兵器の開発と言っても、あくまでオモチャの世界でありバーチャル気分でしかない。もし自分が画期的に高性能なコイルガンの開発に成功したとしても、現実の兵器に転用される可能性はない。どうあがいても火薬銃には遙かに及ばない。
 オモチャの世界において、銃刀法の制約下でなら最強武装だからという理由で戦車にコイルガンが採用されているだけ。ミノフスキー粒子あって初めてガンダムが存在を許される、ようなものだ。リアル世界の兵器とは無関係。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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