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2009年8月1日(土) 19:16

機能が順次完成

 充電器の出力をメインコンデンサーに送るコネクターは、フィルムコンデンサーの位置に合わせて向きを変えてハンダ付けし直した。

 一晩放置したコンデンサーを、23〜24秒で充電完了。その後は10分ぐらい放置しても18〜20秒に短縮される。
 本番では走行用モーターに通電していないタイミングで充電器を動かすため、高速で走行するほど充電時間が延びる。しかし、ストームタイガーは全速で走り回るような性質ではない。中速で移動しては停止というパターンが多いと思う。
 実戦時におおむね30秒以内で充電完了すること、という当初の仕様は満たされそうだ。

 ところで、JR京葉線が7時間に渡って停止し夏休みのネズミランド客その他多大な影響が出た件は、いかにもありがちな原因だったようだ。ある1列車に電源を供給していた変電所のブレーカーが落ちたので、変電所の故障と思って隣接の変電所から送電したらそれらもブレーカーが落ち、停電被害が一気に広がったという。

 自分がコイルガン戦車その他で、しばしば経験しているパターンだ。
 ヒューズが飛んだあと対策したつもりになって再度電源入れると、また一瞬でヒューズが飛ぶ。アッという間に幾つもヒューズが飛ぶ。
 また、短絡事故は原因箇所を突き止めるのに多大の時間を要する。なぜなら、関連するユニットのどこか1カ所でも短絡していると全体が短絡して見えるため、関連ユニットを一通り電源から切り離さないと短絡箇所を特定出来ないのである。電源に接続したままではテスターを当てても判定できない。

 先日ツェナダイオード1個が焼けただけで製作が何時間も遅延したが、京葉線の大トラブルも特定列車の特定車両に1カ所の短絡が発生しただけで引き起こされた。
 自作ラジコン戦車ならオモチャが1つ動かないだけだが、公共輸送機関ではとんでもない影響が広がる。

 ともあれコンデンサー充電がOKとなったので、充電器から充電完了信号が正常に出るかどうかをチェックする。
 これが正常に出ていなかった。

 充電中はほぼ0Vであり、充電完了すると電圧が上がる。ところが1.6〜1.8Vまでしか上がらない。これでは、PICに認識されない。これは、オペアンプ出力を1:2に分圧している。電源が6〜8.4Vまで変動すると仮定し、その3分の2の4〜5.6Vが出るだろうとの目論見だ。バッテリー負荷やオペアンプが電源電圧まではフルにスイングしないことを考えると、うまくPICの入力仕様に適合するはずなのだが・・・

 抵抗値などを調べても正常。
 ハッと気付いた。テスターが計測している1.6Vって、交流の平均じゃないか?
 充電完了すると充電器は間歇動作する。充電完了と認識する電圧が設定電圧ギリギリだと、充電完了信号と未完了が高速に繰り返され、平均としては小さくなるとか・・・
 充電器には青い半固定が2つ設置されている。一方は充電完了電圧を調整し、もう一方は完了信号を出力する電圧を調整する。後者を回し、完了と認識する電圧を少しずつ下げてみる。案の定一気にテスターの電圧が上がり、最終的に4.7V近辺で安定した。4.7Vに突入した位置から更にちょっとだけ半固定を回し、これで調整完了だ。

 何ヶ月も寝ていて途中行方不明になったりもした5.8V電源。やっと出番が来た。

 まずはエネループ6本に接続して、出力電圧を確認。やや低めなのを5.8Vまで上昇させる。多回転の半固定抵抗にも関わらず、僅かな角度変化で大きく出力電圧が変化し面倒だ。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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