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2009年9月19日(土) 18:14
330V放電からの破壊波形を取得するために、新しいIGBTユニットにトランジスターを取り付ける。併せてゲート逆電位の確認も行うため、ショットキーバリアダイオードをゲート逆電位保護として追加。
まずは、150V放電で状況を確認。もう見慣れた波形が現れる。 これにより、プローブのセットやパーツの組み立て、あるいは初期不良は大丈夫そうだと分かる。
重大な事実は、ショットキーバリアダイオードで保護しているにも関わらずゲートに派手な逆電位が発生していることだ。明らかにおかしい。
そこで、チャンネル1すなわち黄色いゲート電位測定プローブのGNDピンを、IGBTのすぐ近くに取り付け直す。ここは狭くて、片チャンネル分しか取り付け出来ない。
この写真を見ると、プローブでか過ぎるという意味が分かると思う。
再度150V放電やると、ゲート逆電位は消滅した。自分がかなり疑っていた通り、逆電位は見かけだけの現象だった。コイルガンの強力な電磁パルスにより誘導電流が発生し、GND電位が動いてオシロが騙されていたのだ。 ゲート逆電位は、IGBT破壊の犯人ではない。
ただし、実際より遙かに低い電位が測定されるということはチャンネル2で測定しているIGBTの+側電位も低く測定されているということになる。サージ電圧オーバーシュートは小さく見えるが、実際は遙かに高い電圧が発生しているのではないか?
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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