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2009年10月1日(木) 21:13
ハイサイドの4並列IGBTのうち2個は新品在庫だから、分離して流用出来る。しかし、足同士が強力にハンダ付けしてあるため実際の作業は困難。 TV見ながらというより聞きながら状態で、新しく作り直す。
実験を早く行いたいので、在庫は作らず4個のみ合体させる。ソース部分は足を長く残し、オシロのプローブに便宜を図る。テスターでゲートとの間の抵抗値を測定。もちろん30Ωとか訳分からない値が出ることなどなく、絶縁状態になっている。
IGBTに接続した状態で、ハイサイドのゲート電位を測定。昨日とは異なり、きっちりと5Vまで振れた波形が出現した。やはり前回は劣化によりゲートが半短絡になっていたようだ。
いよいよメインコンデンサーを充電。100〜150V放電でのスイッチング。これまでに見たことのないパターンが出現した。いつも通り、黄色がゲート電位の変化で青がソース・ゲート間電位だ。 初期状態ではメインコンデンサーの電圧をローサイドと分担しているが、ターンオンになると一気に0Vに落ち込む。ローサイドと異なり、ターンオン時の電圧変化が大きい。それよりゲート電位が予想外。4V半までしか振れていない上に電圧降下が著しい。以前はメインコンデンサーを放電しない空撃ちでのゲート電位はオシロ測定したことがあるが、放電中の測定はしなかったかもしれない。 放電するとゲートがこんなことになっているとは・・・ローサイドはPICから常時電荷が供給されるが、ハイサイドは抱え込んだ積層セラミックコンデンサーの電荷だけが頼り。
本当にこの測定結果が正しいのかどうか今しばらく確認の必要があるが、どうもハイサイドも新たなノウハウが必要な予感。dv/dt は大丈夫そうだが、ゲート電位はかなり問題が大きい。このIGBTが定格電流に耐えるためにはゲート電位を4.5〜5.5Vという狭い範囲にキープせねばならないのだが、明らかに外れている。これでは耐電流が低下する。4並列により余裕はあるから即座には壊れないが、ON抵抗の増大により余分な発熱があるはず。それは、大敵の I2t に対する余裕を食い潰すって意味でもある。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)] [TB(0)]
5202はチャンネル間絶縁ではない (ch1とch2のGNDはオシロ内部で接続されている) のでゲート電位とソース・ゲート間電位は同時に測定できないような…というか、青はソース・ゲート間電位ではなく、エミッタ・コレクタ間電位?これだと、IGBTオンの時に、コレクタ->エミッタ->ch2のGND->ch1のGND->GNDで流れコイル無視なので、いきなり0Vに落ちる、であってるかとハイサイドの測定は、エミッタ電位 (FETだとソース) が動くのでめんどいですね(チャンネル間絶縁か、2ch使用で差分表示とか必要)
written by 通りすがり
正確にはもちろんコレクタ、エミッタです。ソースだドレインだと言ってますが。また、どちらのチャンネルもGNDクリップは同一の場所にセットしています。システムのGNDではなくハイサイドの基準電位なので、通電により動きます。測定したいのはIGBT本体の負担なわけで。これが、ハイサイドの場合は非常に複雑な話になって来ます。コイルガン作ってるサイトは多いものの、ハイサイドにスイッチング素子を設けたりましてその挙動を測定してるサイトが無くて、自分で全部調べてみないといけないのが大変です。
written by IDK
Generated by MySketch GE 1.4.1
Remodelling origin is MySketch 2.7.4
『タイトルなし』
5202はチャンネル間絶縁ではない (ch1とch2のGNDはオシロ内部で接続されている) ので
ゲート電位とソース・ゲート間電位は同時に測定できないような…
というか、青はソース・ゲート間電位ではなく、エミッタ・コレクタ間電位?
これだと、IGBTオンの時に、コレクタ->エミッタ->ch2のGND->ch1のGND->GNDで流れ
コイル無視なので、いきなり0Vに落ちる、であってるかと
ハイサイドの測定は、エミッタ電位 (FETだとソース) が動くのでめんどいですね
(チャンネル間絶縁か、2ch使用で差分表示とか必要)
written by 通りすがり
『IGBTなので』
正確にはもちろんコレクタ、エミッタです。ソースだドレインだと言ってますが。
また、どちらのチャンネルもGNDクリップは同一の場所にセットしています。システムのGNDではなくハイサイドの基準電位なので、通電により動きます。
測定したいのはIGBT本体の負担なわけで。
これが、ハイサイドの場合は非常に複雑な話になって来ます。
コイルガン作ってるサイトは多いものの、ハイサイドにスイッチング素子を設けたりましてその挙動を測定してるサイトが無くて、自分で全部調べてみないといけないのが大変です。
written by IDK