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2009年11月2日(月) 20:55

大被害

 ハイサイドIGBTは縦置きにし、ローサイドのすぐ奥に接着。

 放電配線は受信機と干渉しないように引き回し、ダイオードにハンダ付け。

 放電回路ばかりが焦点になっているが、自動装填装置の方にも問題が発生している。PICのプログラムは変わっていないのにパチンコ玉を奥まで押し込めなくなっている。2ミリほど押し込みが甘い。
 機械的動作を行う部分は、慣らし期間が済むと最初とは異なる位置で安定することがある。押し込み具合を再調整せねばならない。

 光ゲートドライバーの光路は、PIC接続アダプター2組の間を這わせて接着。ガチガチにエポキシで固め、短絡を防止。

 押し込み用アームを動かすサーボの位置を変えることで、パチンコ玉は押し込めるようになった。ところが今度は、押し込んだ状態で2ミリほど前後に動いてしまう。以前はピタリと固定されたはず。
 砲口から覗くと、パチンコ玉の前方を固定するテグスが緩んでいる。当初に張りを調整した際に、エポキシで固めた。これもまた何度かパチンコ玉が通過している間に変化したようだ。
 可動部分はエイジングの必要があり、それを見越して調整可能に作らねばならない。当たり前と言えば当たり前だがキツい教訓だ。テグスの張りは今から調整出来ない。

 放電回路は、使える空間にピタリと収まった。射撃すると落雷することもなく、IGBTが壊れることもなかた。だが、勢いは第3段までと同じように見える。空き缶の凹み具合も変わらない。放電シーケンスを変えねばならないが、弾速測定器はまだ準備出来ていない。

 パチンコ玉に関しては後方を固定するのはピアノ線であり十分な強度と剛性を持つ。このため砲に仰角を掛ければ後方につかえて位置が安定する。水平射撃付近では初期位置がズレて威力が大きく変わる可能性があるが、実用上は目をつぶるしかないだろう。低速重量弾なので水平付近での射撃は少ないものだ。

 勘で放電シーケンスを変更して射撃しようとしたが、充電がなかなか終わらない。そろそろバッテリー切れのようだ。何とか1発だけ射撃したら、銃口からポロっと弱々しくパチンコ玉が放り出され、バッテリーは力尽きた。いや、それおかしいだろ!
 バッテリーが力尽きてもコンデンサーはフル充電されているから、弾速は落ちないはずだ。

 嫌な予感を抱きつつ確認すると、この期に及んで第1段ハイサイドのIGBTが破壊されていた。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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