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2010年5月27日(木) 22:49
コイルガン戦車の車体から放電ユニットを取り外す。
放電回路はエポキシで固めてあるため、破損パーツの回路は非常に厄介である。それでもユニット形式になっていてこの部分だけを単独で扱えるから、何とか作業可能。
たった4段でも順送り回生型回路は非常に複雑なので、全体写真を撮っておくのは重要。手術したはいいが元に戻らない可能性もある。
6カ所のIGBTユニットを確認。 1Hと1Lと4Hは無事で、2Lと3Lと4Lが破壊されている。
4Hと4Lは同一サイズで、4Hが縦置きなのに対し4Lは横置きなのでこの写真では小さく見える。
破壊取り外しを行ったユニット。右から2L、3L、4Lとなっている。それぞれIGBTが4個、6個、8個使用されている。交換用ユニットを製作するにはIGBTが18個必要となる。
コイルガンという「軍用」装置に民生用パーツを流用する場合、各種絶対定格のうち一番問題になるのが電流二乗時間積である。ここをクリアするため、一見すると過剰なまでの並列接続を要する。 この問題は、電流を任意のタイミングでOFFにすることが可能な回路でのみ発生する。コンデンサーを放電したら電荷が無くなるまで放電しっ放しという設計のコイルガンでは、考慮しなくていい。
実は破壊取り出しせねばならないのは、これだけではない。射撃PICからの信号を受け取る3列ピンヘッド×2も、取り付け直しとなる。PIC側のピンヘッドの位置が変わったためだ。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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