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2010年6月17日(木) 21:05
コンデンサー充電器はフォトカプラの電源を引き抜けば動作しなくなる。その状態で信号を調べてみる。
トリガーが下がっていると充電器は停止し、上げると充電器は動作せねばならない。それは停止信号によって制御させるため、トリガーを上げ下げすれば停止信号がLとHに切り替わるはずだ。
ところが、実際にはずっとLしか出力されていない。これでは充電が止まらない。
ようやく気付いた。
もともと射撃PICでは充電器停止出力を RA3 に割り当てていた。ところがこれが内部でGNDと短絡するトラブルが発生したので余りピンになっていた
RA0 出力へと変更した。
今回は射撃PICのソケット周りを完全に置き換えて接触不良の撲滅を図ったので、RA3
に戻した。コンデンサー充電器と物理的に距離が近いからである。
プログラムは書き戻したつもりが、I/O ピンの入出力方向設定部分がそのままだった。停止信号出力ピンが入力設定になっていたのだ。これでは停止出来る訳がない。
プログラムを再度修正し、動作させる。ところがそれでもコンデンサー充電器が止まらない。おかしいと思いつつ射撃してみる。これまたやはりパチンコ玉は動かない。
もう一度トリガーを動かした瞬間、3軒先まで聞こえそうな凄まじい破裂音が響き、強烈な白い光が輝いた。
どこかで短絡事故が発生した。
発光場所は戦闘室の後部中央付近。しかし部品が焼けたような異臭は全くしない。外見からではどこが壊れたのか分からない。
いつも通りに IGBT ユニットをチェック。被害は4Lと4Hの2つだった。そうなると、4Hのローサイド寄り(黒配線)と4Lのハイサイド寄り(赤配線)が短絡した可能性が高い。位置的にピッタリだ。ここは配線の絶縁被覆が十分に働いていると判断して油断していた。4Lと3Lの間にはプラスチック板の絶縁を入れていたが、ここには何の対策もしていなかった。
回路図ではコイルL4の両端にあたる。ここが短絡すれば4Hと4Lに貫通電流が流れ、両者とも吹っ飛ぶ。更に、被害を慎重にチェックしているうちに赤い×の部分が断線していると判明。場所的には硬質ジャンパー接続(トランジスター足のリサイクル)部分であり、破壊された2Lあたりを取り外す際に一緒に壊してしまったのだと思われる。

赤い×が断線していると第2段コイルL2に通電されない。これで、パチンコ玉が発射されなかった原因も判明した。
ここのジャンパーを復活させ、4Hと4Lを作り直す。絶縁対策をしていなかったのは実装がキツかったためで、この際だから
GT10G131 で作り直してみよう。体積が小さくで済むので、空間が余る。そこに絶縁を施せば良い。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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