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2019年1月24日(木) 21:37

メインコイル選定

 コイルは秋月でも売っているが、大型のものは無い。
 秋月コイルの中でも大きな方に属する3つを用意。手前のでかいのが、昨日使っていた本命コイル。
 でかいコイルほど、高価。

 まずはインダクタンスを測定したところ、公称とまるで掛け離れた値ばかり。そして三者三様バラバラだ。
 取り合えず試験基板に順番にハンダ付けし、動かしてみる。インダクタンスの違いにより、チョッパー周期を変える必要がある。それでも、周波数変更のために各種容量のフィルムコンデンサーを交換していた時代に比べれば気軽になったものだ。何より、半端な値でも自在に設定できるのが強い。

 結論として、コイルのでかさと言うか価格が性能と連動していた。

 高いでかいコイルほど、充電能力が高い。インダクタンスは無関係に見える。

 200円のコイツが、本命コイルほどではないが最高性能を出した。
 本命コイルとの性能差は、3%ていどしかない。

 平均電流も予定の0.9Aまで少し余裕があるので、ちょっと平均電流を上げるだけで昨日同様の性能になる。

 これだけのサイズ差があるのに性能差は3%しかないのだから、小さい秋月200円が魅力的である。

 コイルガン充電器が副次的なパーツでしかないラジコン用ガスガンなら、文句なしに秋月200円の採用だろう。
 コイルガン充電器が重要な意味を持つコイルガン戦車でも、コイルの直径が充電器の占有空間を決定付ける。秋月200円コイルならば、5〜6ミリ長いメインコンデンサーを搭載可能になる。旧充電器に比べれば、ほぼ1センチ長いメインコンデンサーを搭載できる。

 これは、非常に大きなアドバンテージである。
 ストロボ用コンデンサーは極端に入手が難しく、希望サイズのものが買えるとは限らない。設置空間に余裕が生まれる意味は、大きい。

 本命コイルは秋月200円コイルに比べ、インダクタンスが2倍半以上ある。

 コイルを取替え引替えしたところ、性能とインダクタンスに相関を感じなかった。そこで、23巻きほどいて、秋月200円コイル並のインダクタンスに落としてみた。
 これにより、直流抵抗が減少する。秋月200円コイルのインダクタンスで充分に役立つのだとすれば、性能が上がるかもしれない。

 だが実験すると、性能は秋月200円コイルよりも低くなった。
 さすがに手巻きではなく市販品となると、巻き数は最適化されているようだ。

 これで、秋月200円コイルの採用が決定した。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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