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2013年5月29日(水) 21:33

謎パターン

 さあ、いよいよ放電回路が破壊される可能性が高い、330V動作を試す。
 250V放電までと同様のパターンが出現した。この波形だと、IGBTは破壊されていないはずだ。念のためIGBTユニットを取り外し、テスターで確認。ローサイドもハイサイドも健在だった。
 問題は、250Vまでと明白に異なる部分。IGBTのターンオン期間中は、コレクター電位は0に張り付くはずである。ところが、途中で謎の電位上昇が生じている。この現象は、150Vや250Vでは出現しなかった。時間軸を拡大してチェックすると、dV/dt は見た目ほど大きくない。

 ターンオフ時の乱れは相変わらず存在するが、これが原因でIGBTが破壊されるとは思えないレベルに引き続き留まっている。

 1回目の330V放電は、いちおう無事に完了した。そこでオシロで観察しつつ、更に放電を繰り返す。
 7回目の放電を行なったとたん、波形が変化した。ローサイドのコレクター電位が0のまま戻らない。これは、IGBTが破壊された時のパターンだ。

 IGBTユニットを外し、テスターの出番。思った通り、ローサイドだけが破壊されていた。ゲートは短絡していない。ハイサイドのIGBTユニットは、無事。
 遂に、破壊時の波形を記録できた。過去に何度もIGBT破壊時の波形を記録できているが、明白に別である。過去の破壊はターンオフ時に生じており、ターンオフの途中で急変していた。ところが、今回の破壊はターンオフまで辿り着いていない。となると、ターンオン期間の途中に出てくる謎のパターンが怪しい。

 1回目のパターンと比較すると、破壊時は謎パターンの終了が急である。
 謎パターンでIGBTに負荷が加わり、1回目はそれに耐えたが破壊時は耐えられなかったのだろう。
 要するに次の課題は、謎パターンの発生原因を突き止めることだ。

 回生回路のラスボスはI2t だと思っていたが、その奥に更なるボスが潜んでいやがった。

written by higashino [コイルガン戦車S] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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