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2018年4月22日(日) 22:18
サスアームを可動させるギミックとして、恐らく最も単純コンパクトなのが、これ。 サスアーム軸にギアを取り付け、それをウォームギアで回転させる。
もちろんこれは概念図レベルであり、このまま実装しても壊れる。 戦車というアプリで厄介なのは、サスアーム軸が車体の端に位置すること。そのため、直径の小さなギアしか取り付けできない。つまり、ギアの歯には、梃子の原理で大きな力が加わる。 今回は転輪1個に2キロの荷重は想定内と考えている。そうなると、ギアの歯には10キロ以上の力が加わってもおかしくない。だから、これまでギア方式は考えなかった。
これに対し、ウォームギアは噛み合わせ面積が小さいだめ、大きな力には耐えられない。確実に破損するだろう。 現実のギアボックスでは、ウォームギアはたいていモーター直結である。要するに、最も小さな力で済む場所に使用する。
しかし、ギアを使うのは案外悪くないかもしれない。起動輪を動かすパワーパックの最終段ギアには、同じぐらいのオーダーの力が加わるはずだ。使用するギアを選べば、破損は避けられるだろう。もちろん、ウォームギア直結は論外。
有力な改良案。
サスアーム軸のギアに、直径の大きなギアを噛ませる。これにより、サスアームが135度可動しても、大きなギアは60度とかそれぐらいしか可動しない。 135度もあると、直線運動に変換するのが難しい。両端では、力を伝え難くなる。しかし60度ぐらいに減らせれば、容易に直線運動に変えられる。
更に、ギアという丸い物体が介在することにより、オイルダンパー等を設置する角度の自由度が大きくなる。 これならば、複数のサスアームも無理なく同居させられるだろう。
この基本構想を煮詰めることで、車体傾斜は実現可能と期待できる。
written by higashino [ドリル戦車] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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