Darkside（https対応しました）

　基本的に、ＸＣ１６はＣ３０のソースリストをそのまま使えるらしい。

　ならばとＣとＨをプロジェクトに手動追加してコンパイルすると、delay.h が無いというエラーが出た。
　おいおい、ヘッダーファイルとソースファイルを区別して追加しているのに、ヘッダーが発見できずにコンパイル失敗って何だよ。ヘッダーに追加したファイルは自動的に検索しろよ、これじゃ何のための統合環境だか分からない。ヘッダーを置くディレクトリを別途設定させるなんて、いつの時代だよ。
　そう文句を言いつつ設定を探していたが、ふと気付いた。

　delay.h は、確かに存在しない。
　Header Files に追加したのは３本で、そこに delay.h は含まれていない。エラーメッセージは正しい。
　うわっじゃあコンパイラー付属ヘッダーの検索が出来ていないんだ・・・

　プロジェクトを作成する際に、使用コンパイラーとそのインストール場所を指定済みである。それなのに後から設定が必要なのかよ、ほんと（略）
　と文句を言いながらＸＣ１６のインストールディレクトリを見ると、こっちにも delay.h は無い。
　更に調べると、最新のＸＣ１６はバージョン１．３４だが、１．３２までは delay.h が存在したのに１．３３から無くなったらしい！

　サンプルプログラムは２００９年の古いものだ。当時はＸＣ１６（の前身であるＣ３０）に存在した delay.h が、抹殺されたらしい。
　dsPIC33FJ12MC202 というデバイスは当時から一貫して存在し続けているのに？
　何やってるんだよ、迷惑過ぎるだろ！

　古いＸＣ１６はソースが公開されているが、それをコンパイルしてコンパイラーを手に入れてもヘッダーやライブラリーが揃っていないので、どうにもならない。そもそも、最新バージョンで使えないソースファイルを抱えていても価値が低い。

　取り合えずサンプルプログラムを少しだけ書き換えて使おう、という皮算用は崩壊してしまった。