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2018年7月19日(木) 22:37
FETとゲートドライバーをいざ実装しようとして、具体的な実装方法が非常に悩ましいことに気付いた。
ゲートドライバーの周辺パーツを実体配線でメモすると、それほど面倒ではないと判明。特にLM5101というゲートドライバーは、チャージポンプに必要なダイオードを内蔵しているためコンデンサーだけ外付けすれば良い。ライバルより、ただ耐圧が低いだけの素子ではない。
要するに、頭を悩ませるのはFET周辺だけだ。
FETは仕様こそ化け物だが、その一方で実際の物体としては恐ろしく軽量で薄い。数ミリ角のアルミ箔が転がっているようなものだ。 普通のFETは、放熱パッケージとか太い足が付いていて、それなりの存在感を持つ。ところがこいつは、極薄の金属板をプレスしたような感じだ。 当然ながら配線したりヒートシンクを取りつけたりしなければならないが、まず金属筐体全体がドレインであり放熱部でもある。
非常に厄介なのだ。放熱部と電気回路が絶縁されていない。つまり、1つのヒートシンクに複数の素子を取り付けできないという、超ウザい大嫌いなタイプ。もちろんそれはローサイドだけで、ハイサイドはモーター電源の陽極で共通化可能。
だったらどうせなら、この筐体に太い銅配線をハンダ付けし、配線をヒートシンク代わりにするのも面白そうだ。しかしその場合、配線を被覆すると放熱効果が落ちる。かと言って、被覆無しも危険。 ならば逆で、銅ヒートシンクをハンダ付けし、ヒートシンクを配線の一部に使うのは?
このように考え付くことは幾つもあるが、何がベストでどう具体化するかは非常に迷う。決して安くない素子なので、正式実装時にやり直すことは避けたい。細い配線で小電流では、十分な試験ができない。
written by higashino [ドリル戦車] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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