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2011年11月28日(月) 21:00

綱渡りの最後

 本体側から遠いマークまで、保護殻の除去に成功。

 らせん状になっている殻の切れ目を、水平に仕上げるべく最後の一頑張り。

 内側の樹脂パイプに、紙を巻いて保護する。もっと厳重に巻いておきたいが、根元パーツの金属殻は2重になっていて内径が狭まっている。

 この部分の接着強度は極めて重要。光ファイバーの曲げにより大きな力が加わるし、接着が外れてしまうとその折り曲げ力がモロに光ファイバーに加わる。致命的なので、リスクを犯してでもハンダ付けする以外にない。
 ハンダ付け作業で内側の樹脂パイプが溶けても、穴が貫通さえしなければどうってことはないはず。とにかく、光ファイバー本体は石英製なのだから。

 この程度のステンレスハンダ付けは、散々経験している特に難しくない作業である。厄介なのは、強酸性のフラックスだ。紙は、熱以上にフラックスの影響を減らすために巻いた。
 ハンダ付け部分を水槽に浸し、超音波洗浄。それでも、保護殻の内側に残ったフラックスまで完全に除去するのは難しそうだ。強度を確保するため、ハンダ付けは全周に渡って行なった。つまり、内部の残留物は端の隙間にしか逃げ場が無い。
 追加で水流を送り込み、最後はエアーで仕上げる。果たして、どこまで綺麗に出来たか・・・

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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