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2011年12月11日(日) 20:03

赤外線レーザーばかり

 技術は少しずつ進歩し、レーザー関係のパーツも進歩している。  ほんの数年前と比較しても、より強力なレーザーが手に入り易くなっている。共立グリーンレーザーが流行ったのも既に昔という雰囲気で、今はブルーレーザーダイオードがトレンドだ。  もちろん、赤や緑も選り取り見取り。グリーンの相場がワットあたり50万とか言ってたが、今では10万を切ろうとしている。  そんな中で自分は最近、目に見えないレーザーばかり扱っている。  実際は自分だって、可視レーザーの方が楽しい。特に、肉眼に明るい緑は最高だ。しかしそれは、類似スペックの場合の話である。  出力の大きなグリーンレーザーは、今もなお非常に実現が難しい。1ワット以下は随分手に入れ易くなった。しかし、10ワットを越えるような大出力のものは相変わらず難しい。  残念ながら、低出力のレーザーはすぐに飽きてしまう。テープを焼き切れるクラスのレーザーを手に入れると、最初はなかなか面白い。だが、それだけだ。どうせ飽きると分かっているので、最近は収集していない。  オススメは、グリーンだと50〜100ミリワット。光の美しさを楽しむ明るさがあり、安価であり、照準用レーザーとしての実用性もある。危険な場合は出力を落とすのも難しくない。だから、在庫しておくのもいい。そう、趣味の品なりに実用性が必要なのだ。飽きないためには。  光を愛でる楽しみこそないが、赤外線レーザーには実用性がある。なぜなら、可視光レーザーよりも遙かに出力の大きなものが容易に手に入るからである。  レーザー以外には不可能な、宝石のような輝き。それは間違いなくレーザーの魅力である。しかし、それだけではない。光が物体にダメージを与える殺人光線としての面もまた、レーザーの魅力。赤外線レーザーには前者の魅力がないが、後者の魅力がある。しかも、前者と違って実用性も兼ね備えている。  実用性と言っても、ゴキブリレーザーはそれこそ害虫駆除ぐらいしかなかった。しかし、現在構築中のレーザー銃は全く次元が違う。  素性はガチのレーザー加工器であり、きっちりと性能を引き出して集光すれば鉄板を紙のように切り裂くことも出来る・・・はず。  これまでいろいろな工作を行なって来て、ステンレス板の加工の面倒さには辟易している。使いたくても、加工の苦労を考えたら滅入る。レーザーで簡単に切れるようになったら、非常に助かる。レーザー加工にはそれなりに難題があって単純でないのも分かっているが、それもブログのネタに化けると考えればいい。  強力(最低でも光出力10〜20ワットを念頭)なものを発振させられそうであれば、可視光レーザーも取り挙げる。だが、それまでは赤外線レーザーがメインだ。  実は1つだけネタがある。レーザー銃は極めて高品質で小さく絞り込めるビームを持ち、出力200ワット。CWでありながら、従来のナノ秒QCWレーザーに匹敵するエネルギー密度を実現出来る。だとすれば、PPMgSLT に集光するだけで相当な出力のグリーンレーザーが出る可能性がある。つまり、「成功すれば」次のブログネタはグリーンレーザーへの再挑戦だ。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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