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2012年3月24日(土) 20:05
種火共振器ユニットの発掘を続行。
基本的に励起LD以外のパーツを自前で集める方針になったが、メーカー製ファイバーレーザーから可能な限りの工学的情報を集めておきたい。某国とか国家レベルでこういう作業してるんだろうな(汗)。
共振器容器内部をデタラメに這い回っているように見えた光ファイバーは、単に余った尺を収納していだだけの可能性が高いと分かった。光ファイバーを融着接続機にセットするためには冗長である必要があるし、何度も繰り返す可能性を考慮すれば余計な長さが欲しくなる。
その余分なファイバーに、とぐろ巻かせて収納。それなら整然と巻かれていなくても分かる。
茶色の充填剤が綺麗に浮き上がらせた楕円形のエリア。ここが本丸だろう。イッテリビウムがドープされた励起用アクティブファイバー。
すべて掘り出して、十数個に切れた光ファイバーの長さを計測。合計すると785センチになった。他に1センチ2センチの切れ端が多数出たし、誤差もある。どうやら全長8メートルで確定だ。
光出力100ワットのファイバーレーザーに、8メートルのアクティブファイバー。ずっと謎だったパラメーターが1つ、明らかになった。ネット上のファイバーレーザー関係論文を漁ると、実験に使用したファイバー長さを明示してあるものがある。
ファイバー長の手がかりとなる情報が、何とか数件収集できていた。そこで、7〜10メートルの間だろうと推定していたが、当たっていた。
半分の50ワットなら長さも4メートルでいいというものではない。長い方が励起光を充分に収集して効率が高まる一方、非線形光学効果が起き易いとかコストアップのデメリットがある。
自作版では200ワットを単一共振器で発生させ、長さ10メートルかな、と思っている。
共振器筐体には、2箇所から光ファイバーが出入りしている。それぞれ単一ファイバーと束になったファイバーが1セットずつ。束ねられているのは励起LDに接続されている。行き先はビームコンバイバー。問題は、もう一方の単一ファイバーである。
共振器構成の想像図からすると、FBGミラー後方の尻尾とレーザー出力だと考えられる。
取りあえず単一ファイバーの一方を追跡。
途中で不透明なガラス管を通過しており、センサーが付いているように見える。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)] [TB(0)]
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『ネジ』
ネジはねじ山とネジ頭の引っ張りで静摩擦力を得ているので、ネジの頭の部分をぶっ壊すと意外に簡単に抜けたりします。
と言ってもネジの材質がステンレスなどだとカジリがあるのでその限りではないですけど。
頭をぶっ壊すにはドリルで中心に穴を開けていくのが早いです。
その穴に逆ネジを切って取り出す手もあるのですが、細いネジだと加工精度的に難しいですね。
written by GAMA
『ネジ外し工具』
ドリルと逆ネジをセットにしたネジ外し工具は発見できていたんですが、肝心のネジが焼き入れしてるっぽかったので使いませんでした。
結果的には、ドリル使用可能な材質だと判明。しかし外すことはできたからまあいいかなと (^_^;)
written by IDK