Darkside(https対応しました)

2012年4月17日(火) 21:17

電流検出基板・改

 小箱を筐体にネジ止めしたところ。右のネジが5V電源出力に近接してしまったのが誤算。致命的な状況ではないが、ネジ止め作業が著しくやり難い。

 筐体上部に約8ミリできるはずの隙間をフル活用し、配線を通す。しかしこの状態では、どの配線がどのパーツに接続しているか分からない。そこで、予め配線に印を付けてある。

 電流検出回路は、OP97の差動増幅である。
 主電源系とデジタル電源系は、分離されているがGND電位は0.1〜0.2Vの差しかないという想定である。
 オペアンプ含め、シャント抵抗以外の全パーツはデジタル電源に接続。配線の具体的な接続先を、A/Dコンバーターの電源入力端子にする。オペアンプには±15Vを供給することにより、GND電位差の少々の差と無関係に常に差動を取得できる。しかしこの場合、増幅出力が負になったり5Vを超えたりする可能性がある。そこで、ツェナダイオードD1と高速ダイオードD2で保護しておく。

 PICによるソフトウェアで制御するため、反応は0.1ミリ秒程度あれば足りる。そこで、差動入力に0.1μFを入れて安定化してある。最終ゴキブリレーザーで動作確認済みの手だ。
 増幅率は50倍となり、約8Aまで測定できる。

 D2にショットキーバリアダイオードを使用すれば、順回復時間ゼロなので保護性能がアップする。しかし、ここでも引っ掛かるのは漏れ電流だ。漏れ電流が多いと、オペアンプの出力が電圧降下を起こして誤差になる。そこで、DLM10E にした。秋月で5円の 1N4007 に対し、鈴商で10円と倍額だがそれでも安い内であり性能はコイルガンでの実績あり。

 実装位置と照合しながら、パーツを置いて行く。入力の+と−を間違えないようにせねばならない。電流の向きを間違え易い。
 基板を置ける空間が狭いので入力20Ωを縦にしたが、電源を置く場所を確保するためシャント抵抗から少しズレた位置に置かざるをえないようだ。そうすると、入力20Ωは基板外に突き出させた方が勝るかもしれない。

 白と黒のツイストペアは、A/Dコンバーターの入力とGND端子に接続する。
 オレンジは−15Vへ、黄色は+15Vへ。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

Comments

TrackBacks

Darkside(https対応しました)

Generated by MySketch GE 1.4.1

Remodelling origin is MySketch 2.7.4