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2012年6月23日(土) 22:00

実はネズミ一匹か

 意を決して、基板を剥がす。

 シャント抵抗と接続していた一対の20Ωを除去し、周辺に盛り過ぎたハンダも吸い取る。

 シャント抵抗のモニター端子に、プローブ取り付けピンを直接ハンダ付け。
 精密電圧計を接続。

 増幅基板はシャント抵抗と接続されていないので、増幅後の電圧は測れない。

 137V出力すると、7.35Aが計測された。

 PAH350S24-48 は定格7.3A であり、個々の出力電圧が48Vをオーバーするとそれに応じて定格電流は小さくなる。137Vでは個々が50V強を出力するので、定格はジャスト7Aぐらいだ。つまりこれは、5%程度の過負荷になっている。
 ときどき高負荷不安定を起こすのは、当たり前である。キッチリとデーターシートに基づく想定内の挙動だ。

 また、昨日の段階で高負荷不安定の寸前は3.7V出力だった。増幅率もほぼ50倍であり、増幅率を決める抵抗の誤差が1%というのを考慮した誤差の範囲内に収まっている。
 どうやら電流検出基板は完動していて、直線性が崩れていたのはプローブの位置が不適正だっただけ・・・というオチが見えて来た。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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