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2012年10月7日(日) 21:38
ポンプコンバイナー設置は励起LDの筐体に2個ずつ設置するが、うち一方にはレーザー銃へと続く最終出力用ファイバーも取り付けねばならない。そのための金具等は、今のうちに作り付けておかねばならない。作業が進んでからでは、加工に伴う振動や削り屑が悪影響を与えるかもしれないからである。
更に、出力ファイバー自体にも不安がある。 一応はIPG社純正のものを切り詰めて使う予定だが、これはコアの直径が9ミクロンなのだ。これに対し、市販品は10ミクロン。無理に9ミクロンで製作しようとすると、すべてを特注せねばならない。個人が購入可能な相手は非常に限られており、9ミクロンで何から何まで揃える見込みが厳しかった。 10ミクロンだと、既製品にもある程度の選択肢が生まれる。
だが、コア10ミクロンの出力に9ミクロンを融着したら、ロスがどの程度出るか? それは、やってみなければ分からない。単にレーザー銃のパワーが落ちるだけでなく、落ちた分が熱として周囲を破壊したり破滅的なファイバーヒューズを発生させるかもしれない。 もしアウトだったら、IPG社の流用ではなく新規調達せねばならなくなる。この手のパーツは見た目より遥かに高価なうえに、入手可能という保証自体がない。
久しぶりに引っ張り出した出力ファイバーを実際に取り付けてみると、筐体の既存の丸穴がジャストフィット。
先日の構成図では筐体左側に取り付ける構想だったが、このように右側でも実用上は問題ないと思われる。ステンレスワッシャーをかませて普通にネジ留めするだけで強度は充分に出そうだ。光ファイバーの保護という点でもベスト。 筐体左側にも長方形の穴があるので取り付け可能だが、強度が落ちる。
ともあれこれで、わざわざ取り付け穴を開ける必要は無いと判明。 少し楽になった。 もし9ミクロンコアが使えないと判明しても、この黄色い保護チューブは流用できるはずだ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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