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2015年7月20日(月) 22:12
光ファイバーを融着接続すると、その部分が弱くなるので補強用のスリーブが必要になる。光ファイバーは屈折率の差で光を閉じ込めるため、スリーブは屈折率の小さな物質が望ましい。そのため、想像以上に高価である。 自前でフッ素系の極細熱収縮チューブを購入しようとしたところ、購入単位の問題から数十万円必要と判明し断念した。
市販のスリーブは、3000円ぐらいである。 左は25本入りで、右は50本入り。詳細仕様が分からずに悩み、以前買ったのが右。今回は左を買った。必要なのは、72本+αである。 両者の違いは、補強材。左はガラスなのに対し、右はステンレスである。自分はてっきり、ガラスの方が軽量であるため高価(似たような値段で本数が半分)だと思っていた。
ところが今回購入して実際に測定すると、ガラス補強25本は19グラムなのに対し、ステンレス補強50本は25グラムだった。何と、ステンレスの方が軽くて安かった! 良く見ると、左のガラス補強の方が太い。確かにガラスの方が比重は小さいが、弱いため太くせざるを得ず、重くなってしまったのか。太さは箱を開けないと分からないため、購入前には分からなかった。
しかし、これではガラス補強の方を買う意味が無い。光ファイバーならではの磁気耐性にでも関係するのか? 良く見ると、両者は他の仕様が異なる。ステンレス補強材のスリープは、単線用である。しかしガラスの方は、1〜8線対応だった。だから、根本的に太かったのだ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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