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2015年12月18日(金) 22:04
せっかく引き回した光ファイバーだが、すべて引っこ抜いて引き回し直すことになった。
頭を悩ませたのは、固定とアソびのバランスだ。 ケーシングチューブは曲がるものであり、外力次第で微妙に内部の光ファイバーが引っ張られる可能性がある。だから、光ファイバーが数ミリ引っ張られたぐらいでストレスが加わらないよう、アソびを確保したい。 一方では、固定もしたい。
両立させるには、何らかの固定具に通したうえで、固定具と光ファイバーの間には少しだけ隙間があるのが望ましい。では固定具として都合のよいものが売っているだろうか? そう考えて東急ハンズに行き、あれこれ見て回った末に設置したのがこれ。いやほんと絶好なのだが、唯一の難点は光ファイバーを通すのに「通し直す」しかなかったこと。固定具に可動部分が無い。
光ファイバーは銅線や糸とは違う。ガラスである。 一瞬の不注意で、折れてしまう。だから、引き回し作業は神経をガリガリ磨り減らされる凄まじい疲労を伴う。時間も非常に長く掛かる。
光ファイバーはすべて、冗長に引き回してある。仮にケーシングチューブが破断して光ファイバーも一緒に切断されたとしても、長さに余裕があれば融着して修理可能だ。融着はエネルギーロスなので、融着箇所は増やしたくない。それでも、修理できるかどうかは決定的に違う。破断の可能性は低いが、それこそ万に1つ破談しても絶望ではないという保証があるだけで、気分的にまるで違ってくる。
苦労した甲斐あって、仕上がりは満足だ。妙な位置にネジが多いのは、この共振器筐体がジャンク品だから。無関係な位置にネジ穴が多く、それを塞ぐのに短ネジを使った。うまくネジが挿せない穴もあるので、最終的には不透明ポリパテで埋める。そういう用途でタミヤのパテを買ってあるのだが、エポキシ接着剤と異なり混合作業し難いのが困る。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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