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2016年1月20日(水) 22:15

AFの長さ

 AF融着やり直しに備え、の位置で光ファイバーを切断。

 これで、AFにくっついたPFを回収可能にする。

 だが、過剰に引っ張られるのを防止するため追加しておいた、マスキングテープが邪魔になる。これを剥がさないと、PFを回収できない。ところが、小さいのに、いや小さいから剥がすのが困難。うっかり強い力を加えると、光ファイバーが折れるかもしれない。
 無茶苦茶に厄介な作業だ。

 クリーニング液で膨らませ、爪楊枝の先お使い、何とか剥がすことに成功。ホッとする。

 融着した光ファイバーの方は、いつも通りトグロを巻かせてマスキングテープで固定。

 励起LD筐体その1にフタをして、フタの穴から切断済み光ファイバーを引き出しておく。破損しないよう、フタに仮止め。

 これからの作業準備は、筐体3つに絡むのが面倒だ。
 最初にAFとPFを融着した時は、3つの筐体は分離していたので面倒じゃなかった。

 筐体がくっついたまま作業せねばならないため、小まめにフタをしておくなど光ファイバー破損予防に神経質になってしまう。当然ながら、作業の進行も遅い。

 ところで、AFとPFの再融着で最も気になっていたのは、AFの長さである。融着し直すとAFが短くなる。AFは放熱器に巻きつけてあるため、短くなると1巻き単位で切断せねばならず急激に短くなる。既に、片側は1巻き短くなって1巻きだ。
 融着し直せば、20巻きと21巻きになる。失敗すれば、更に1巻き減ってしまう。

 だが冷静に考えると、余り心配する必要はない。
 自作レーザー銃では、共振器内部にAFが2直列で入っている。だから、単一AFの共振器に比べると、媒質長は2倍である。メーカー品は共振器内部に8メートルのAFを確保しているが、こっちは4メートル×2でも同等の媒質長が確保できる。
 AFが余りに短くなると、励起LD光の吸収率が下がる。だからさすがに4メートルでは問題ありだが、当初の標準22巻きが数巻き短くなっても性能に問題は出ないと思われる。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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