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2016年2月9日(火) 21:20
一方の端が筐体に固定されてしまっている状態で、楕円巻きするのは極端に作業し難くなる。
やっとの思いで巻き終わったと思ったら、ネジ穴の1つから光ファイバーが見えそうになっている。これは、しっかり巻きついていないことを意味する。 確認すると、光ファイバーが完全に浮き上がっているのを発見。明白に、巻きつけ失敗だ。
一度分解して、あちこち微妙に荒れたアルミ板のせいだろう。スムーズに巻きつけできた前例があるのに、失敗した。厄介だ。 巻き直すには、当然ほぐさねばならない。それがまた、あちこちで微妙に引っ掛かりを感じる。うっかり無理なストレスを与えれば断線するから、神経戦になる。
断線すれば、AFを買い直すしかなくなる。途中を融着して修理というのは、構造的に不可能だ。融着は被覆を除去せねばならず、その部分から炎上する。 そしてAFの買い直しは、理論上はもちろん可能だが現実的には回避したい。レーザーのパーツは調達が余りに大変なのだ。それは間違いなく、やったことがない者の想像を遥かに超える。だから自分は、このサイトの記事が悪用される心配をしていないのだが。
ほぐし中に断線させないよう、フタを外す。
またしても呆れたことに、楕円薄板は接着した床板ではなく、熱伝導グリスの粘性だけでくっついているフタ側と一緒に剥がれて来た。今回はエポキシと熱伝導グリスを混合させず、板に残存した熱伝導グリスを練り込むだけに留めた。それなのに、グリスの粘性がエポキシの接着力を上回るという訳の分からない事態に。こりゃ接着は無理だな。
本来であれば、床側に残った光ファイバーの位置決めができなくなってしまうので、楕円薄板は床側にいったん固定せねば作業できない。ところが、残存エポキシで妙に良い具合に光ファイバーが床側に接着されている。これが剥がれないうちに、このままモナカを再結合させて作業を進められそうだ。
楕円薄板と床側アルミ板との密着が甘いため、熱伝導で不利になる。しかし、エポキシが役に立っていない以上、従来通りの手順を経ても性能面で大差が出るとは思えない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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