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2016年3月10日(木) 21:42
プラン2)共振器内部PC2つ、増幅部無し。
AFが2つとも共振器内部にあり、PCは2つという、比較的Q値を稼ぎ易いパターン。200ワット出力がPCで減衰され、160ワット出力を皮算用できる。ただし、右端PCの過熱が40ワットにもなるため、燃えるリスクも最大。
プラン3)共振器内部PC2つ、増幅部あり。
出力はプラン2と同等と思われるが、ロス要因のPCが2つと変わらないのに共振器内部のAFは1つだけ。すなわち、プラン2よりもQ値は確実に低くなる。つまり、それだけ発振し難い。よって、プラン3には意味がない。ビーム品質がプラン2より良くなる可能性はあるが、それも発振すればの話である。 優先順位は最低で良いだろう。事実上、考慮外の構成だ。
プラン4)共振器内部PC1つ、増幅部あり。
これが、ほぼメーカー製ファイバーレーザーの標準構成。共振器+増幅器である。メーカー製をコピーしなかったのは、共振器でレーザー発振後にPCを2回も通過し、大幅な出力ロスと過熱が予想されるからだ。それを防止するための、側面励起コンバイナーというキーパーツが、個人では入手不可能なので断念した。側面励起コンバイナーはコアの透過率が高く、多数のPCを通過させることが可能である。現在自分が悩んでいる問題を思えば、それがキーテクノロジーであることが分かる。はっきり言って武器そのものであり、入手不可能なのは理解できる。 シロウトの自分でさえ分かるのだから、プロのレーザー技術者が理解していない訳がない。だから、売ってもらえるわけがない。
このプラン4の皮算用出力は144ワット。出力低下を承知のうえで、選択肢の1つには置いておきたい。メーカー製よりもかなり劣るレーザー発振器になるだろうが、全く発振しないよりはマシだ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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