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2016年4月29日(金) 20:25
期待に反して、どうやら共振していない。
アルミ板から浮かせて燃えやすくしたマスキングテープに、全く傷を付けられない。
回折現象も、殆ど見られない。
現時点での共振器構成は、こうなっている。共振器内部にPCが3つも抱え込まれているが、それによるQ値の低下は30%という破格に大きな反射率のOCにより、カバーできているはずだ。それなのに、まるで共振していない。
ここで、以前の結果と比較してみよう。
これは、反射率6%のOCを使用したときの状態。
ずいぶん明るいが、本質的には違いはない。30%のOCでも、こんな感じに見える場合がある。要するに、自動露出の関係で、たまたま明るく写ったり暗めに写ったりする。
共振していないと思われる点では、同じだ。
反射率6%のOCでも、共振器内部にPCを抱え込まない場合は共振した。
レーザーならではの回折現象が明確で、オートフォーカスが合い易い。アルミ板からテープを浮かせば、綺麗な丸い穴を貫通させることができた。出力は1ワット未満と思われるが。
ここに至り、期待通りのハイパワーレーザーが発振しない理由は、Q値の不足(OC反射率の不足)ではない疑いが急に強まった。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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