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2020年6月16日(火) 21:56

キロワット級電源

 40番エレメントを、修理する。

 FETは FQPF3N90 がディスコンなので、2SK4021 を使用。

 これで、ダミーダイオードの調整を行う。結構時間が掛かるので、45番まではスイッチング電源を使う。バッテリーとは電圧が異なるが、DCコンバーターが途中で不安定になることもなく調整終了。
 扇風機を動かしていても、セメント抵抗の表面温度は100度を突破。室温も1度ぐらい上昇していた。

 バッテリー接続に変更し、残る46〜50番までを調整。だんだん電流が増大するので、スイッチング電源では容量不足になる。
 最終的に、新電源は12A以上でも問題なく動作した。本番では10A程度までしか上げないから、しっかりマージンが確保できている。

 レーザー電源は、350ワットのDCコンバーターを4つも搭載している。定格1400ワットあって、1キロワット以上の出力でも安定している。危険を感じるような発熱箇所も無い。

 制御系電源をパワー系電源と共通化できるよう、元の基板に戻す。

 これにより、別途エネループ5本を用意する必要は無くなる。
 共通化で使い勝手は良くなるが、あくまでパワーソースの共通化であって電源系統は完全絶縁されている。謎のノイズで大騒ぎしたが、そのおかげで完全絶縁が実現した。
 すんなり動作していたら、完全絶縁になっていなかっただろう。ほんと、パワー系と制御系の完全絶縁って、凄まじく面倒臭いから。

 改めて、バッテリーを接続。共通化後でも電源の動作に問題がないことを確認。
 12A以上流しても、何のトラブルも無い。

 電源のトラブルは大事故になり易く、「火入れ」は緊張を伴う。
 電源の稼動実績を多く積み上げて、電源への信頼が高まることは、非常に重要である。やはり安心は、まず電源から。

 電源は早期に完成させ、レーザー銃の完成までに動作させまくっておく。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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