Top | カテゴリTop | 戻る
2020年6月26日(金) 21:01
1本を融着するだけでも大作業になっているので、見た目が良くない仕上がりだが念のため強化スリーブをセットし、仕上げておく。そして、マスキングテープで目印。
2本目以降の融着で、同じような仕上がりが続くようなら、このまま。2本目以降の仕上がりが好転するようなら、融着し直す。 以前も、作業に慣れるに従って、仕上がりや歩留まりは向上した。
こうして、2本目の融着に取り掛かる。
調芯以前の段階で、いつも通りフォーカスエラーが出る。
光ファイバーをセットし直してリトライすると、大惨事になった。
ファイバ前進中にて、適切な間合いを保って停止せず左右の光ファイバーが衝突。直後に「埃除去」のために弱いスパーク放電が実行され、軽度の融着。
これまで、光ファイバーの間合い判定が狂ったことは皆無だった。つまり、未曾有の事態が発生している。
埃除去の弱放電では完全な融着は行われず、リセットで光ファイバーが再び左右に分かれた。
だが、先端は衝突の圧力で曲がったままだ。明らかに、このままでは使えない。だが、それは本質的な問題ではない。間合いを判定できないという、異常事態が初めて発生した方が問題だ。 これは、融着接続機の故障と判断せざるを得ない。
電源スイッチが入り難いが、以前使ったときは液晶ディスプレイが時々乱れた。今回は液晶ディスプレイの乱れはないが、内蔵マイコンが取得する映像の方は乱れているのではあるまいか? それで内蔵マイコンが正常に画像処理できず、間合い判定を誤るとか各種エラーは多発させているのでは?
中古の非常に古い融着接続機なので、止むを得ない。旧レーザー銃を壊さずに完成できていれば、融着接続機も不用だったのだが仕方ない。 新しく、中古の融着接続機を調達することにした。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
Generated by MySketch GE 1.4.1
Remodelling origin is MySketch 2.7.4