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2020年8月29日(土) 23:54
コリメートレンズを、外してみる。
尻尾側に入っている、レンズを取り外す。
レンズが奥まった位置に存在し、5センチ引っ込んでいる。そのため、焦点距離は見た目より5センチ長い。
レーザーだから単レンズかと思ったが、どうやらアクロマートっぽい。 赤外線のレーザー本体と、照準用赤色レーザーの焦点を揃える・・・のが目的だったら良いのだが。
レンズ固定ネジを取り除き、オートウエルドで固定。
これにより、レンズが光ファイバーに2ミリ接近。
従来は先端から10センチ先に焦点を結んだ(レンズ面からなら15センチ)が、これにより20センチ先に焦点を結ぶ(レンズ面からなら25センチ)ようになった。ユニット全体のネジを緩めて前進させると、焦点は徐々に近い位置に結ばれるようになる。
残念ながら、平行光線化するには想像以上の位置変更が必要なようだ。
20センチ先に焦点を結ぶ状態で、厚さ1ミリのステンレス板を撃つ。表面を焦がして変色させるが、火花は発生しない。
ユニットを1ミリ前進させると、15センチ先に焦点を結ぶようになった。ステンレス板は、火花を発するようになった。 ユニットを2ミリ前進させると、元のように10センチ先に焦点を結ぶようになった。
板を裏返すと、20センチから照射したものは貫通していない。
貫通するかどうかの境目は、15センチあたり。という訳で、10センチという元の焦点は適切なのであった。
取りあえず、2ミリ前進させ焦点10センチを標準状態としておく。 焦点距離を、20センチまでなら伸ばせる。伸ばすと、距離がある場合の拡散が小さくなる。数メートル以内で害虫(ソフトターゲット)を狙う場合などは、伸ばすのが使い易いかもしれない。ハードターゲットは、定位置の10センチが適切。更に前進させ焦点距離を短くすれば、破壊力を上げられる(焦点深度は浅くなる)。
レーザー加工機の動画を見ると、先端から1センチも離れていないようなのが多い。10センチ離れた状態からステンレス1ミリを貫通するのは、実はなかなか強烈。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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