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2010年9月25日(土) 20:35

正面骨組

 正面装甲に空冷ファン取り付け穴2カ所をハンダ付け。

 たっだこれだけの作業でも、現物合わせしつつ綺麗に仕上げるのは大変な手間を要する。そもそも戦車の車体側はプラスチック製だから、熱で溶けないよう注意せねばならない。 ハンダ付けに必須のステンレス用フラックスも脅威となる。

 また、現物合わせにはファンの空中仮固定が必要で、そんな状態では容易に戦車を立てたり寝かせたり出来ない。すると溶けたハンダが重力に引かれ、望ましくない方向に動いてしまう。

 こういうものは、実際にやってみなければ難作業ぶりも分からない。

 空冷ファンのネジ止めとなる先端など、正確な角度にハンダ付けするにはファンにネジ止めしたまま行うしかない。ファンもまたプラスチック製で溶けるし、作業可能な角度も限られる。かくしてハンダが流れる向きも制御出来ず、どうしても片側は綺麗なハンダ付けが出来なかった。

 何とか強度は出ていそうだが、更に強度を増そうとハンダ付けしたい位置にハンダを流し込む手段がない。重力が邪魔をする。ファンに固定しない状態では、加熱したらひとたまりもなく固定部ハンダ全体が一気に溶けて動いてしまう。
 ハンダ付けしているとしばしば、無重量状態で作業したくなる。あるいは、部分的に重力の向きを変える超能力が欲しくなる。

 車体左右に設置するため、アルミアングルから2本切り出す。これまた後のことを考えてしっかりハンダメッキにしておく。

 作業中はバーベキューやってる気分。ステンアングルが肉で、ステンレス用フラックスがオイル。熱したハンダがフラックスを沸騰させてジュウジュウ音を立て白煙がもくもく。それぐらいでないと綺麗にハンダが乗らない。
 ただし余りにフラックスが多くても茶色に汚染されて、うまくない。

 白煙は毒煙でもあるので、作業中は吸い込まないよう注意しつつ窓も全開にしておかねばならない。
 しかし写真のように全長の7割もハンダを乗せる作業が、容易に手持ちで可能。この熱伝導の悪さだけは、いつもながらハンダ付けの味方だ。

written by higashino [レーザー戦車] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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