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2013年1月17日(木) 21:10
レーザーモジュールは幾つも持っているが、すべて何らかに組み込ませていて単独使用可能なものがない。容易に外せない実装になってるものばかりなので、最後の手段としてレーザースキャナーのを外すことにした。
左の真鍮製筐体が、波長650ナノの赤色LDで光出力200ミリワット。右のゴツいヒートシンクに埋まっているのが、黒共立グリーンモジュールで光出力50ミリワット級。パナの古い3CCDビデオカメラから取り出したダイクロイックプリズムを使い、ジャンク品の手調整による2色合成している労作。それだけに、外すのは躊躇われた。
しかし、このレーザーが活躍する見込みはない。5年前に最初で最後の実戦投入し、そのままボツとなった。理由は、屋外で使うには光出力が足りなさ過ぎるから。
レーザーポインターとしてならピーカン屋外でも充分に視認可能な明るさだが、スキャンすると無理。だから、バッテリー動作可能なワット級可視光レーザーが簡単に手に入るまで冬眠させることにしていたのだ。
最近はワット級ブルーレーザーが流行するとか、緑のLDが黎明期だとか、条件が良くなって来た。2色合成は空間的に無理だろうけど。だが、それらを組み込むということは、元のレーザー発振器は用無しになるという意味でもある。
大雪に間に合わせるべく、やっつけ実装した結果。
砲塔に収まり切らず、無理な削りが必要になった。しかもこれ、砲身に仰角を掛けると基部に干渉し、レーザーモジュールが剥がれそうになる。そこを適当に誤魔化しつつ、動画撮影した。しかし、本運用ではそんないい加減な実装は許されない。
そもそも、無理な外力で照準がズレる。
ギリギリまで後退させねばならない。
レーザー駆動はDCコンバーターの定電圧+電流制限抵抗という最も簡単な方式。本運用ではDUTY25%での点滅により、視認性を確保したまま消費電力と発熱を4分の1に抑える予定である。しかしやっつけ仕事にそんな時間は無かったので、点灯させっ放し。午後3時過ぎの降雪中はかなり暗いので、光出力を小さくする大きな抵抗値を使った。
セメダインPPXで砲身上下フレームの端にポリカーボネイト片を接着し、そのポリカーボネイトにアクリダインで危なっかしく黒共立を接着するという綱渡り固定になっている。強度的にも危惧された通り、半分剥がれている。
接着剤が完全に固まる直前に、試射を繰り返しつつ微調整して素早く追い込んだが、それでも実際の雪上ではかなりズレていた。
かと言って、微調整機構を組み込むのは無理。余りに空間的余裕が無い一方で、微調整を奢るほどの命中精度が無い。ネット上でもレーザーポインターを組み込んだ例は多いが、微調整機構がある例は見付からない。
得失を秤に掛けると、やはりペイしない。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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