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2016年1月2日(土) 23:08

楽しむのは大変だ

 最近は、ラジコン戦車をいじることが無くなっている。
 ショップでラジコン戦車が売られているのを見ても、余りときめかない。

 リアルなラジコン戦車には、実物の戦車と同様の問題が付きまとうのだ。

 実物の戦車は、足回りが故障しないよう、負担を掛けないように注意して操縦せねばならない。イメージとは異なり、戦車は乗り物としては繊細なのだ。ラジコン戦車も同様で、無理な走行をさせると容易にキャタピラが外れる。これは、オモチャとしてのラジコン戦車にも大きな逆風だと思う。
 ラジコン戦車で遊んでいて、キャタピラが外れることに悩まされた者は多いだろう。それは欠陥ではなく、そもそも戦車はそういうものなのだ。キャタピラが外れないように、走行させるものなのだ。

 また当たり前の話として、屋外で走らせると汚れる。
 装輪車両に比べて、装軌車両は清掃が面倒だ。実物もラジコンも、変わらない。だから、屋外で走らせて楽しみにくくなる。
 こうして、ラジコン戦車で遊ぶことが減ってしまった。

 更に悩ましいのは、ラジコン戦車の武装である。
 折角の戦車なのだから、オモチャであっても武装させたくなる。だが、積んで楽しめる武装は案外無いのだ。
 自分は過去に散々強調しているが、どんなに強力な武器であっても命中しないものは面白くない。また、強力過ぎる武器をラジコンに積むのは危険である。危険な武器は、ラジコンに積むのではなく人間が直接操作すべきである。自分が現在開発中のレーザー銃のように。

 そうするとラジコン戦車の武装としては、弱すぎず強すぎずの穏当な威力で、命中率が良いものということになる。
 エアガンは穏当な威力であり、マルイがラジコン戦車に搭載したのは適切な判断だ。だが、残念なことにこのエアガンは、余り命中精度は高くない。
 自分は少し改造したが、実はそれでも命中精度は悪い。動画では良く命中するかのような雰囲気だが、それは良いところだけ取り出しているというありがちなマジックである。正直お手軽にあちこちのマトを倒して遊べるほどの命中精度がない。

 一番のネックは搭載エアガンの命中精度ではなく、照準用レーザーだ。レーザーポインターの向きを調整する機構を組み込む空間的余裕がなくて、照準調整が困難。砲塔がプラスチック製であり、外力で容易に歪む。砲塔だけでゼロインやっても、実際に戦車に搭載して走らせると、レーザー照射とはズレた位置に飛んでいく。
 1/24スケールのラジコン戦車は、屋外でも屋内でも楽しめる手軽なサイズではあるものの、ラジコン射撃を楽しむには小さ過ぎる。1/16スケールを元に、スケールモデルであることを諦めて自由レイアウトでメカを積むような感じにしないと、撃って楽しめるラジコン戦車は実現困難に思える。

written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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