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2018年9月6日(木) 21:39

誤算は生じる

 上部ボタンを除去し、中央は跡地に電源スイッチと液晶ディスプレイを設置する。LCDの端子を通すため、筐体に横一文字の穴を開ける。

 本来の電源スイッチは別に存在するが、流用し難い。丁度良い位置にボタン穴があるので、流用する。両側に、ネジ穴を開ける。
 更に小さな8桁表示のものを搭載するつもりだったが、16桁表示でも搭載土地がギリギリで足りると判明。情報量は多いに越したことがないため、16桁2行を使う。

 LCDは邪悪なI2C接続だが、PIC16F88 のソフトウェアI2Cで表示可能なことが判明したため、俄然有望商品になった。表示プログラムを使い回せば、悩まされることもない。
 PIC16F88 専用の表示装置と考えれば、極めて優秀だ。薄くて軽量。圧倒的に実装し易い。PICのピンを2本しか使わずに表示できる。

 事実上5V専用であり電源を別に用意せねばならないものの、数十ミリアンペアで足りるので秋月の1センチ角 DC-DC が使える。

 このコンパクトな表示装置が実用になったことと、C言語が実用になったことにより、PIC16F88 の価値が非常に高まった。
 ただし、いちいち実装基板から引き抜かないとプログラムを書き換えできない欠点は残る。

 容易に抜き差しできるよう、十字ボタンの跡地に顔を出す形で実装しようと考える。
 そうすると、どうやってフタをするかが問題だ。こういう時には、3Dプリンターも有用だろうと感じる。それだけでは3Dプリンター導入の動機として弱いが、最近になって新たな用途に気付いた。
 それは、ラジコン戦車のキャタピラ製作である。

 パーツが小さくて、形状が複雑で、数が多い。まあ数が多いというのは本来3Dプリンター向きではないが、じゃあ代替の製造法があるかと言えば難しい。
 模型キャタピラの製造は、DIYの中でも最高難易度に属する。特に、スケールモデルの場合。

 ともあれ今は3Dプリンターなど無いので、既製パーツを加工して製作。

 ヒンジを活用し、折り畳み式でPICにかぶせる構想。

 だが、片側を接着した段階で、誤算発覚。
 パーツのサイズに比べてヒンジが太く、想定外に外側に突出。これでは、アナログジョイスティックを倒す際に邪魔になる。快適な操縦を阻害するのでは、NGである。

 別の実装を考えねばならない。
 これが初号機の難しさで、想像を実体化させたら想定外というトラブルはどうしても発生する。手戻りが生じ、時間や費用を消費する。
 そういうのは物作りでは不可避なのであって、一般論として費用が想定より膨らんだと批判するのは不適切だ。

written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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